コンテンツにスキップ

こりすのぽっこちゃん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こりすのぽっこちゃん
ジャンル 幼年漫画
漫画
作者 太田じろう
出版社 日本の旗集英社
掲載誌 こばと・こばと幼稚園・小学一年生
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

『こりすのぽっこちゃん』は、太田じろうの漫画。 第5回小学館漫画賞受賞作品[1]

本作は1958年9月に集英社から創刊された児童向け雑誌「こばと」におよそ3年半連載され、ラジオ東京テレビ(後のTBS)の「テレビ幼稚園」という枠で人形劇版「こりすのぽっこちゃん」が放映されたり、キャラクターグッズが展開されるなど人気を集めた一方、連載当時は単行本が刊行されたことはなく、2023年になって初めて単行本が刊行された[2]。但し、1960年代[3]絵本版が鈴木出版の「コミック絵本」レーベルから刊行されたことがある[4]

本作は漫画のコマ割りの右上に赤色の丸で数字が白抜き表示されている。2020年に太田じろう初の原画展でも公表された。この時の「太田じろうの世界展」のポスターの中心は本作品の主人公ぽっこちゃんである[5]

フィルムの再発見

[編集]

人形劇版の放送当時は生放送が一般的だったため、スチール写真や主題歌のレコードしか残存していないと思われていた[6]

太田の遺族の協力で原画展などを開催してきた株式会社ダンクは、2023年初頭にフィルムコレクションから人形劇版のうち「ゆうびんやさんのまき」のフィルムを発見する[6]。このフィルムは2023年7月に行われた特別展『太田じろうの世界展 こばとむらだいはくらんかい』にて上映された[7]

脚注

[編集]
  1. ^ 小学館HP -[2020年3月22日閲覧] なお、小学館HPには『こりすのぽっこ』となっている
  2. ^ "太田じろう生誕100年を記念し、代表作まんが『こりすのぽっこちゃん』が本になりました!" (Press release). ダンク. 21 June 2023. 2024年4月25日閲覧
  3. ^ 国立国会図書館収書部(編)『全日本出版物総目録 昭和40年版』国立国会図書館、1967年、471頁。NDLJP:3047928/246
  4. ^ こりすのぽっこちゃん こもりさんのまき、ほん吉 - 2024年6月12日閲覧。
  5. ^ コミックナタリーニュース-[2020年3月22日閲覧]
  6. ^ a b "太田じろう原作のテレビ番組『人形劇 こりすのぽっこちゃん』の幻のフィルムが、2023年初頭発見されました!入場無料一般公開を夏に秋葉原で予定しています!" (Press release). ダンク. 26 April 2023. 2023年9月4日閲覧
  7. ^ "『太田じろうの世界展』が7月1日(土)より9日(日)まで秋葉原フォーラム・ダンクで特別開催!(入場無料)" (Press release). ダンク. 28 June 2023. 2023年9月4日閲覧