ウーバージャム
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『ウーバージャム』 | ||||
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ジョン・スコフィールド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2001年7月30日 - 8月1日、8月29日 - 30日、9月6日 ニューヨーク アバター・スタジオ[2] | |||
ジャンル | フュージョン、ジャズ・ファンク、ジャム・バンド | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァーヴ・レコード | |||
プロデュース | ジョン・スコフィールド、ジェイソン・オレイン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョン・スコフィールド アルバム 年表 | ||||
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『ウーバージャム』(Überjam)は、アメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト、ジョン・スコフィールドが2002年に発表したスタジオ・アルバム。日本で先行発売された[3]。
背景
[編集]ジャム・バンド色を押し出した作品の一つで、レタスのドラマーとしても知られるアダム・ダイチや、スコフィールドのレギュラー・バンドとしては初のリズム・ギタリストに当たるアヴィ・ボートニックといった新メンバーを迎えて制作された[4]。また、本作にゲスト参加したジョン・メデスキは、以前にもスコフィールドのリーダー・アルバム『A GO GO』(1998年)に参加している[5]。なお、スコフィールドは2013年、本作の続編に当たるアルバム『ウーバージャム・ドゥ』を発表しており、ダイチ、ボートニック、メデスキも引き続き同作に参加した[6]。
反響・評価
[編集]アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで5位[7]、トップ・ヒートシーカーズで29位を記録した[8]。第45回グラミー賞では最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞にノミネートされた[9]。
アレックス・ヘンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、「ヴァーヴからの前作『ワークス・フォー・ミー』は、本質的にはストレート・アヘッドなポスト・バップ作品で、ピアニストのブラッド・メルドーやベーシストのクリスチャン・マクブライド等、アコースティック寄りの奏者が起用されていたが、『ウーバージャム』は純然たるフュージョンとなっている」「『ウーバージャム』は、予測可能になることを拒否した即興演奏家の、優れた作品の一つである」と評している[10]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はジョン・スコフィールド作曲。
- アシッドヘッド - "Acidhead" (John Scofield, Avi Bortnick, Jesse Murphy) - 6:33
- イデオファンク - "Ideofunk" - 4:43
- ジャングル・フィクション - "Jungle Fiction" - 5:38
- アイ・ブレイク・4・モンスター・ブーティ - "I Brake 4 Monster Booty" (J. Scofield, A. Bortnick, J. Murphy, Adam Deitch) - 4:02
- アニマル・ファーム - "Animal Farm" - 5:38
- オフスプリング - "Offspring" - 6:28
- トゥモロウ・ランド - "Tomorrow Land" (A. Bortnick) - 3:59
- ウーバージャム - "Überjam" (J. Scofield, A. Bortnick, J. Murphy, Browden, Rodgers & Hart) - 6:52
- ポロ・タワーズ - "Polo Towers" - 5:29
- スナップ・クラックル・ポップ - "Snap Crackle Pop" - 6:03
- ラッキー・フォー・ハー - "Lucky for Her" (J. Scofield, A. Bortnick, J. Murphy) - 3:17
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- リアリー・グルーヴ・リアリー - "Really Groove Really" - 5:39
参加ミュージシャン
[編集]- ジョン・スコフィールド - エレクトリック・ギター
- アヴィ・ボートニック - リズムギター、アコースティック・ギター、サンプリング
- ジェシー・マーフィー - エレクトリックベース
- アダム・ダイチ - ドラムス、パーカッション、ラップ
アディショナル・ミュージシャン
- ジョン・メデスキ - ハモンドオルガン(on #1, #2, #5, #9)、クラビネット(on #1, #5)、メロトロン(#1, #9)
- カール・デンソン - フルート(on #2)、サクソフォーン(on #9)
脚注・出典
[編集]- ^ “ジョン・スコフィールド/ウーバージャム”. CDJournal. 音楽出版社. 2019年1月12日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ 日本初回盤CD (UCCV-1024)帯
- ^ 日本盤CD (UCCV-1024)ライナーノーツ(松永誠一郎、2001年11月27日)
- ^ John Medeski | Credits | ALlmusic
- ^ “最強のグルーヴ、再び! ジョン・スコフィールド『ウーバージャム』の続編アルバムが登場!”. CDJournal. 音楽出版社 (2013年5月2日). 2019年1月12日閲覧。
- ^ “John Scofield Uberjam Chart History - Jazz Albums”. Billboard. 2019年1月12日閲覧。
- ^ “John Scofield Uberjam Chart History - Heatseekers Albums”. Billboard. 2019年1月12日閲覧。
- ^ “John Scofield - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2019年1月12日閲覧。
- ^ Henderson, Alex. “Überjam - John Scofield, The John Scofield Band”. AllMusic. 2019年1月12日閲覧。