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村田町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
むらたまち ウィキデータを編集
村田町
店蔵の並ぶ街並み
村田町旗 村田町章
村田町旗 村田町章
1961年5月16日制定[1]
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 宮城県
柴田郡
市町村コード 04322-2
法人番号 5000020043222 ウィキデータを編集
面積 78.38km2
総人口 9,982[編集]
推計人口、2024年6月1日)
人口密度 127人/km2
隣接自治体 仙台市名取市岩沼市柴田郡大河原町柴田町川崎町刈田郡蔵王町
町の木 マツ
町の花 モクセイ
町の鳥 キジ
村田町役場
町長 大沼克巳
所在地 989-1392
宮城県柴田郡村田町大字村田字迫6
北緯38度07分07秒 東経140度43分21秒 / 北緯38.11853度 東経140.72242度 / 38.11853; 140.72242座標: 北緯38度07分07秒 東経140度43分21秒 / 北緯38.11853度 東経140.72242度 / 38.11853; 140.72242
外部リンク 公式ウェブサイト

村田町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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村田町(むらたまち)は、宮城県柴田郡にある町。

概要

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15世紀に村田城が築城され、江戸時代に水運を生かして仙南地方における紅花の集積地となって栄えた[2]

中心市街地の村田は、「なまこ壁」が多く用いられた「店蔵」(たなぐら)と呼ばれる土蔵造りの店舗と豪壮な表門とが並ぶ古い町並みが残っており[2]、7.4ヘクタールの区域が2014年(平成26年)9月18日付けで国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された[3]。「みちのく宮城の小京都」としても知られる。

その他、「スポーツランドSUGO」を有しており、町内の一地名である「菅生」「SUGO」はモータースポーツ界では鈴鹿と並び非常に有名である。

地理

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位置

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宮城県南部に位置する。町の7割を緩やかな丘陵が占める。町の中心部は東西北の三方を山に囲まれた盆地であり、また市街地の東部を川(荒川)が流れるなど京都に類似した地形となっており、小京都と言われる所以の一つとなっている。

地形

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河川

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主な川

湖沼

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主な湖
  • 村田ダム(人造湖)

人口

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村田町と全国の年齢別人口分布(2005年) 村田町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 村田町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
村田町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 13,337人
1975年(昭和50年) 13,265人
1980年(昭和55年) 13,370人
1985年(昭和60年) 13,807人
1990年(平成2年) 13,632人
1995年(平成7年) 13,539人
2000年(平成12年) 13,166人
2005年(平成17年) 12,740人
2010年(平成22年) 11,995人
2015年(平成27年) 11,501人
2020年(令和2年) 10,666人
総務省統計局 国勢調査より

隣接自治体・行政区

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宮城県の旗宮城県

歴史

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近代

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明治時代
  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行にともない、村田本郷・足立村・薄木村・小泉村の計4か村が合併し、村田村が発足。
  • 1895年(明治28年)10月31日 - 町制施行し、村田町となる。

近現代

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昭和時代

現代

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平成時代
令和時代

政治

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行政

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首長

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歴代村長
氏名 就任 退任 備考
1 安積公 1889年(明治22年)4月23日 1894年(明治27年)4月15日
2 桜中荘次郎 1894年(明治27年)4月23日 1895年(明治28年)10月30日
歴代町長
昭和の合併以前
氏名 就任 退任 備考
1 桜中荘次郎 1895年(明治28年)10月31日 1899年(明治32年)7月1日 村長より留任
2 八島糾 1899年(明治32年)7月25日 1907年(明治40年)8月2日
3 田山孫八 1907年(明治40年)8月16日 1923年(大正12年)9月
4 大沼万兵衛 1923年(大正12年)10月16日 1932年(昭和7年)12月20日
5 升敏之助 1943年(昭和8年)1月24日 1941年(昭和16年)7月7日
6 武田恭次郎 1941年(昭和16年)7月8日 1946年(昭和21年)6月13日
7 善積康平 1946年(昭和21年)6月18日 1947年(昭和22年)3月31日
8 大沼千吉 1947年(昭和22年)4月6日 1951年(昭和26年)4月4日
9 升健蔵 1951年(昭和26年)4月23日 1955年(昭和30年)4月19日
昭和の合併以後
氏名 就任 退任 備考
升健蔵 1955年(昭和30年)4月20日 1955年(昭和30年)5月24日 職務代執行者
1 大平良治 1955年(昭和30年)5月25日 1983年昭和58年)5月24日
2 大沼勘右衛門 1983年(昭和58年)5月25日 1991年(平成3年)5月24日
3 桜中良寿 1991年(平成3年)5月25日 1999年(平成11年)5月24日
4 佐藤洋治 1999年(平成11年)5月25日 2007年(平成19年)5月24日
5 佐藤英雄 2007年(平成19年)5月25日 2019年(令和元年)8月27日
6 大沼克巳 2019年(令和元年)8月28日 現職

町章

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1961年昭和36年)5月16日制定。村田町の「む」を図案化したもので、村田町をめぐる「山」を上部にとり入れ、和と飛躍する恒久発展の姿を現した。

施設

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警察

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本部
駐在所
  • 村田駐在所

消防

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本部
消防署
  • 村田出張所(村田町大字村田字西田56-1)

医療

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主な病院

郵便局

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主な郵便局
  • 村田郵便局
  • 沼辺郵便局
  • 菅生簡易郵便局

交流施設

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対外関係

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姉妹都市・提携都市

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国内

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提携都市
その他
  • 日本の旗陸前小京都「村田」として全国京都会議に加盟している。

海外

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姉妹都市

経済

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かつてのTDF工場

第一次産業

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農業

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  • そらまめ - 5指に入る生産高
  • 味来(とうもろこし)
  • そば(たまゆらのそば)

第二次産業

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工業

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  • 村田工業団地(プラスエンジニアリング、竹内ハガネ商行、三丸化学、東邦メッキ、東亜工業、東北特殊鋼、他7事業所)を中心に、町内の各地で42社が操業。

第三次産業

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商業

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主な商業施設

金融機関

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情報・通信

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マスメディア

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中継局

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教育

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宮城県村田高等学校

高等学校

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県立

中学校

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町立

小学校

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町立
  • 村田町立村田小学校
  • 村田町立村田第二小学校

交通

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ミヤコーバス村田駐在所
村田JCT

鉄道

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町内を東北新幹線が通過しているが、鉄道駅は在来線を含め存在しない。鉄道を使用する場合の最寄り駅は、JR東日本東北本線大河原駅

バス

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路線バス

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村田町にはミヤコーバス村田駐在所があり、バスの結節点となっている。

道路

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高速道路

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  • E4東北自動車道:(蔵王町)- (25) 村田IC - (26) 村田JCT山形自動車道分岐) - 菅生PA -(仙台市太白区
  • E48 山形自動車道:(26) 村田JCT -(川崎町

国道

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県道

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主要地方道
一般県道

道の駅

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観光

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商家町村田

名所・旧跡

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重伝建
主な城郭
  • 村田城跡 現城山公園
主な神社
  • 白鳥神社 奥州の蛇藤、縄文けやき、大銀杏、白樫などの巨木群 パワースポット
主な寺院
  • 龍島院 京都「詩仙堂」の庭園美を呈した池泉鑑賞式庭園
  • 願勝寺 悲恋の恋塚伝説
主な遺跡
主な史跡

観光スポット

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文化・名物

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スポーツランドSUGO

祭事・催事

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主な祭事
  • 城山公園 桜まつり(4月)
  • 奥州の蛇藤まつり(5月第2日曜日)
  • 宗高公まつり花火大会(8月17日
  • 布袋まつり(10月 体育の日の前日)
主な催事
  • むらた 町家の雛めぐり
  • 小京都むらた写真展
  • 蔵の工芸市
  • そら豆まつり(6月第2日曜)
  • みやぎ村田町蔵の陶器市
  • 蔵ing村田 新そばまつり

名産・特産

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  • 地酒(日本酒)
  • 納豆
  • 味噌
  • そら豆加工品(うどん、コンニャク、アイス、サブレ、ケーキなど)
  • 陶器
  • ガラス細工
  • 草木染
  • 日本画、石板画

スポーツ

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モータースポーツ

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出身関連著名人

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出身著名人

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ゆかりの著名人

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脚注

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注釈

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  1. ^ 大字支倉のうち、字櫛挽・字道海・字道海前山の全部と、字東湯沢の一部。

出典

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  1. ^ 町章制定について”. 宮城県村田町. 2013年10月23日閲覧。
  2. ^ a b 金森崇之(2014年5月17日). “文化審答申:村田の蔵や門の町並み、重要伝統的建造物群に 国の文化審、保存地区選定を答申”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  3. ^ 平成26年9月18日文部科学省告示第133号
  4. ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、141頁。ISBN 9784816922749 
  5. ^ 「姉妹都市提携一覧」(姉妹都市提携データ)

参考文献

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  • 『村田町史』(宮城県柴田郡村田町、1977年)

関連項目

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外部リンク

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