2024年の日本競馬
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2024年の日本競馬(2024ねんのにほんけいば)では、2024年(令和6年)の日本競馬界についてまとめる。
2023年の日本競馬 - 2024年の日本競馬 - 2025年の日本競馬
能登半島地震による影響・できごと
[編集]1月1日に発生した令和6年能登半島地震に伴う競馬界の影響やできごとは以下の通り。
- 金沢競馬場(J-PLACE金沢)では地震の影響により、1月2日から地方競馬・JRAともに場外発売・払戻を中止。払戻業務は地方競馬・JRAともに1月15日より、場外発売は2月3日より再開。なお、2023年11月3日から27日までの間に金沢競馬場にて発売された投票券は、1月27日まで有効期限を延長する[1][2][3][4][5][6]。金沢競馬は2023年度県営第18回開催(3月10日 - 12日)を「能登半島地震復興支援シリーズ」として売上の一部を義援金とするほか、2023年度県営第19回開催(3月17日・19日・25日・26日)以降本年の本場開催を「能登半島地震復興支援シーズン」と位置付け、復興支援に取り組んでいくとした[7]。
- 川崎競馬場では、1月4日から当面の間、場内に募金箱を設置[8]するほか、2月2日の川崎競馬第7競走を「被災者支援レース」として実施し、売得金の5%を義援金として寄付する[9]。
- 名古屋競馬場では、1月4日から当面の間、場内に募金箱を設置[10]するほか、1月15日から19日までの名古屋競馬のうち、各日第1競走の売得金の1%相当額を義援金として寄付する[11]。
- JRA京都競馬場では、1月6日に予定していた「新春鏡開き」を中止するとともに、場内に義援金募金箱を設置する[12]。また、6日の中山競馬場と京都競馬場では昼休みに騎手や調教師が参加し、地震の死者に対して黙禱が行われた[13][14]。1月12日には石川県への義援金としてJRAが3000万円、日本調教師会・日本騎手クラブが各500万円を拠出。競馬場およびウインズ(一部を除く)での募金活動も引き続き実施[15]。
- 帯広競馬場では、1月7日より場内に募金箱を設置[16]。また、ばんえい競馬の調教師会・騎手会は、義援金を寄付[17]。1月13日・14日には、ばんえい競馬の騎手やPR馬「フクスケ」が参加して募金活動を実施[18]。このほか、帯広競馬場内「ふれあい動物園」でのにんじんの売上を義援金として寄付[19]。帯広競馬は3月16日の第11競走(第55回イレネー記念)と3月17日の全競走を「被災地支援競走」として実施し、売得金の1%相当額を支援金として寄付する[20]。
- 浦和競馬場では、1月9日より場内に募金箱を設置[21]。また、2月19日から23日の浦和競馬のうち、各日第12競走を「被災者支援レース」として実施し、売得金の1%相当額を寄付する[22]。
- 笠松競馬場では、1月9日から12日に行われる笠松競馬のうち、各日の第5競走を「令和6年能登半島地震被災地支援レース」として実施し、売上の1%相当額を寄付するほか、笠松競馬場内に当面の間被災地支援募金箱を設置[23]。
- ホッカイドウ競馬では、1月10日から31日まで、門別競馬場および場外発売所Aiba(15か所)に募金箱を設置[24]。また、北海道調騎会は1月30日、義援金50万円を日高町に贈呈した[25]。
- 高知競馬場では、1月14日から31日までの開催日(計9日)において、各日最終競走の1つ前の競走を「令和6年能登半島地震復旧支援競走」として実施し、売得金の1%相当額を高知県の「高知県能登半島地震義援金」に寄付するほか、高知競馬場とパルス高知・宿毛・藍住では1月8日から31日まで募金箱を設置[26]。
- 岩手県競馬組合は、1月15日から3月31日まで、盛岡競馬場・水沢競馬場および場外発売所に募金箱を設置[27]。また、水沢競馬場では3月10日と17日の第10競走、11日・12日の第12競走を「令和6年能登半島地震被災者支援競走」として実施し、売得金の1%相当額を義援金として寄付する[28]。
- 兵庫県競馬組合は、1月16日から開催する姫路競馬(第1回から第3回)を「令和6年能登半島地震被災地支援シリーズ」として実施し、売得金から各回ごとに100万円(計300万円)を義援金として寄付する[29]。
- 地方競馬全国協会は1月18日、石川県へ見舞金として100万円、日本赤十字社へ義援金100万円を寄付することを発表[30]。
- 船橋競馬場では、1月19日の船橋競馬第12競走を「令和6年能登半島地震被災者支援競走」として実施し、売得金の5%相当額を寄付するほか、1月15日から当面の間、場内に募金箱を設置[31]。また、1月19日には船橋所属騎手が参加して募金活動を実施[32]。
- 佐賀競馬場では、1月20日・21日の佐賀競馬第4競走を「令和6年能登半島地震被災者支援競走」として実施し、売得金の5%を寄付するほか、佐賀競馬場と場外発売所「トゥルー佐賀」では1月7日から21日まで募金箱を設置[33]。
- 大井競馬場では、第16回開催(1月21日から26日)の各日最終競走を被災地支援競走として、競走名に「能登半島地震被災地支援」の副題を付して実施し、売得金の1%相当額を石川県に拠出する[34]。
- 日本馬主協会連合会は、石川県へ義援金として1000万円を拠出[35]。
概要
[編集]中央競馬
[編集]日本中央競馬会(JRA)は、2023年10月16日に開催日割と重賞日程を発表[36][37]。
年初は1月6日(中山・京都)から始まり、12月28日(中山・京都)まで開催[36][37]。祝日を含む3日間開催は、前年と同様に3節(1月6日・7日・8日(中山・京都)、9月14日・15日・16日(中山・中京)、10月12日・13日・14日(東京・京都・新潟))で実施[36][37]。
開催日割の変更点
[編集]- 阪神競馬場でスタンドリフレッシュ工事を行うため、平年の第3回から第5回阪神競馬を京都競馬場と中京競馬場に振り替え。また、良好な芝馬場を維持する観点から、西日本地区の競馬場で開催を一部入れ替える[36][37]。
- 夏季の暑熱対策として、7月27日から8月4日の期間は札幌競馬場と新潟競馬場の2場開催とする。また、同期間中の新潟競馬において、さらなる暑熱対策として「競走時間帯の拡大」を実施(後述)[36][37]。
GI競走の変更点
[編集]- 阪神競馬場の工事に伴う開催日割の変更(前述)に伴い、宝塚記念・阪神ジュベナイルフィリーズ・朝日杯フューチュリティステークスは京都競馬場で施行[37][38]。
- 暑熱対策の一環として、東京優駿(日本ダービー)の装鞍所集合時刻を「発走時刻の80分前」から「発走時刻の70分前」に短縮。これに伴い、馬体重の発表時刻が変更になるほか、下見所(パドック)の周回時間も短縮される[39]。
- 国際交流競走における褒賞金交付対象競走を一部変更し、以下の通りとする[40]。
- ジャパンカップ:コロネーションカップを新たに追加
- チャンピオンズカップ:サウジカップを新たに追加、ハリウッドゴールドカップステークスを対象から除外
- エリザベス女王杯:ビヴァリーD・ステークスを対象から除外
GII・GIII競走の変更点
[編集]- 2023年度より馬齢重量等が引き上げられた(2023年の日本競馬#その他の競走に関する変更点を参照)ことに伴い、以下の3歳GIII競走の基礎重量を現行より1kg引き上げるほか、一部の競走では加増内容も変更する[41]。また、従来別定重量としていた以下の3歳GIII競走は、馬齢重量に変更する[38]。
- ユニコーンステークス(GIII)は「3歳ダート三冠」の整備(2022年の日本競馬#2歳・3歳馬ダート競走の体系整備と全日本的なダート競走の体系整備を参照)に伴い、東京ダービー(大井競馬場)の前哨戦に位置付けるため、施行場・距離を京都競馬場(ダート1900m)に変更のうえ、4月27日に施行[37][38]。
- レパードステークス(GIII)は、1着賞金を3700万円に減額[42]。また、レパードステークスを除く3歳馬限定の重賞12競走では賞金を一律100万円増額する[43]。
- 以下の競走は、京都競馬場改修工事の終了に伴い京都競馬場での開催に戻る。
- 以下の競走は、阪神競馬場リフレッシュ工事の実施に伴う開催日割の変更に伴い開催競馬場を変更。
- 鳴尾記念(GIII)・マーメイドステークス(GIII)・チャレンジカップ(GIII)・阪神カップ(GII)は、阪神競馬場から京都競馬場に変更[37][38]。
- セントウルステークス(GII)・阪神ジャンプステークス(J・GIII)・ローズステークス(GII)・神戸新聞杯(GII)・シリウスステークス(GIII)は、阪神競馬場から中京競馬場に変更[37][38]。
- 東海ステークス(GII)は、中京競馬場から京都競馬場に変更[37][38]。
- 愛知杯(GIII)・プロキオンステークス(GIII)・中京記念(GIII)は、中京競馬場から小倉競馬場に変更[37][38]。
- 小倉記念(GIII)・小倉サマージャンプ(J・GIII)・小倉2歳ステークス(GIII)は、小倉競馬場から中京競馬場に変更[37][38]。
- CBC賞(GIII)と北九州記念(GIII)の施行時期を入れ替え、北九州記念を6月、CBC賞を8月に施行[37][38]。いずれも施行条件に変更はない。
- 新潟ジャンプステークス(J・GIII)は、暑熱対策に伴う競走時間帯の変更(後述)に伴い、第9競走(16時50分発走)に変更[44]。
その他の競走に関する変更点
[編集]- 2023年度より馬齢重量等が引き上げられた(2023年の日本競馬#その他の競走に関する変更点を参照)ことに伴い、3歳馬の馬齢重量を牡馬・セン馬は57kg、牝馬は55kg(いずれも通年)に変更する[41]。
- 従来、3歳(秋以降)および4歳以上の未出走・未勝利馬は中山・東京・京都・阪神の各競馬場で行われる平地競走に出走できなかったが、本年よりこの制限を解除する[42][45]。
- 4月より、競馬施行規約および競馬施行規定を改正。競馬法に定める処罰対象の「禁止薬物」を現行の114から351に、一般的治療薬のうちJRA内規で休薬期間を置くこととする「規制薬物」を現行の85から230に増加する[46]。
- 7月27日から8月4日の第2回新潟競馬において、暑熱対策を強化。第1競走の発走時刻を9時35分として第5競走を11時35分とし、第5競走終了後15時10分頃までを休止時間帯とする。準メイン競走は第6競走(15時10分)、メイン競走は第7競走(15時45分)とし、最終第12競走の発走時刻は18時25分とする。また、第2回新潟競馬(全開催日)では装鞍所集合時刻を「発走時刻の50分前」から「発走時刻の40分前」に短縮。これに伴って馬体重の発表時刻が変更されるほか、従来より春季・秋季に比べ短くしている下見所(パドック)の周回時間をさらに短縮する[39][47]。なお、期間中のWIN5対象レースは以下の通りとなるほか、テレビ(グリーンチャンネル・BSイレブン)・ラジオ(ラジオNIKKEI第1放送)の放送時間が変更される。また、各発売所での発売・払戻やインターネット投票の営業時間も変更される[48]。
- (WIN5・1レース目)札幌競馬第9競走
- (WIN5・2レース目)札幌競馬第10競走
- (WIN5・3レース目)新潟競馬第6競走
- (WIN5・4レース目)札幌競馬第11競走
- (WIN5・5レース目)新潟競馬第7競走
- 2024ワールドオールスタージョッキーズは、第2回札幌競馬5・6日目(8月24日・25日)に施行[45]。また、第40回アジア競馬会議(ARC)が札幌で開催されることに伴い、第1戦から第4戦には「ARC開催記念」の副題をつけて施行[47]。
- 第2回札幌競馬7・8日目(8月31日・9月1日)を「アジアウィーク」とし、交換競走を5競走施行[47]。
- 第2回札幌競馬7日目(8月31日)第10競走は「アジア競馬連盟トロフィー」の名称で施行するほか、同日の札幌・新潟・中京競馬の特別競走・一般競走に、アジア競馬連盟の正会員名を付して施行[47]。
- 第1回中山競馬3日目(1月8日)第9競走「成田特別」は、「成田市制施行70周年記念」の副題をつけて施行[49]。
- 第1回東京競馬3日目(2月3日)第11競走は、「早春ステークス」から「ジャパンカップ 2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念」に競走名を変更[50]。
- 第1回阪神競馬8日目(3月17日)第10競走「鳴門ステークス」は、「ウインズ高松開設30周年記念」の副題をつけて施行[49]。
- 第3回中山競馬2日目(3月24日)第10競走「春興ステークス」は、「ライトウインズ阿見開設10周年記念」の副題をつけて施行[49]。
- 第2回阪神競馬6日目(4月7日)第8競走は、「宝塚市制70周年記念」の名称で施行[49]。
- 第2回阪神競馬8日目(4月14日)第9競走「三木特別」は、「三木市制70周年記念」の副題をつけて施行[49]。
- 第2回東京競馬3日目(4月27日)第10競走は、「府中市市制施行70周年記念」の名称で施行[49]。
- 第4回京都競馬4日目(6月9日)第10競走「安芸ステークス」は、「ウインズ広島開設40周年記念」の副題をつけて施行[47]。
- 第3回小倉競馬1日目(6月29日)第10競走「熊本城特別」は、「VIESTA熊本オープン記念」の副題をつけて施行[51]。
- 第2回福島競馬5日目(7月13日)第10競走「信夫山特別」は、「信夫山公園開園150周年記念」の副題をつけて施行[47]。
- 第1回札幌競馬1日目(7月20日)第10競走「釧路湿原特別」は、「ウインズ釧路開設40周年記念」の副題をつけて施行[47]。
- 第2回札幌競馬2日目(8月11日)第9競走「桑園特別」は、「桑園駅開業100周年記念」の副題をつけて施行[47]。
場外発売の変更点
[編集]- 本年度の平日払戻サービスは、以下の事業所で実施。新潟サービスセンターを除き、各事業所では「原則として競馬開催日翌日の月曜日」に実施する[52]。
- 競馬場:札幌、函館、福島、新潟、中山、東京、中京、京都、阪神、小倉
- ウインズ・エクセル:札幌、銀座、後楽園、錦糸町、浅草、汐留、新宿、渋谷、立川、横浜、新横浜、石和、名古屋、京都、難波、梅田、道頓堀、神戸、姫路、米子、広島、高松、博多
- 特定日のみ実施:新潟サービスセンター(GI翌日の月曜日)
- スタンドリフレッシュ工事期間中の阪神競馬場(パークウインズ阪神)は、競馬場正門前に仮設投票所を設置し、レース映像の提供を行わないなど一部サービスを休止して営業する[53]。
- 3月17日より、特別区競馬組合が運営する「ニュートラックかみのやま(山形県上山市、旧上山競馬場)」と「ニュートラック松山(山形県酒田市)」にてJRAの場外発売を開始。名称は「J-PLACEかみのやま」「J-PLACE松山」とし、すべての日曜日、南関東とJRAの開催が重複する日、および金杯とホープフルステークスの施行日に各場全レースを発売する(前日発売は行わない)[54][55][56]。
- 5月18日より、特別区競馬組合が運営する「ニュートラック福島」(福島県福島市)にてJRAの場外発売を開始。名称は「J-PLACE福島」とし、すべての中央競馬開催日に各場第9競走以降を発売する(前日発売は行わない)[57][58]。
払戻金の上乗せ施策
[編集]本年の払戻金上乗せ施策は以下の通り。
- JRAウルトラプレミアム(JRA70周年記念事業)[59]
- 9月16日(JRAアニバーサリー)当日の全場・全競走(24競走およびWIN5が対象)と、GI競走の直前に行われる当該競馬場の特別競走(通常は第10競走。WIN5は対象外)において、全ての投票法の払戻率を一律80%にしたうえで、全ての投票法の払戻金に売上の5%相当額を上乗せする。
調教師の新規開業
[編集]3月6日付で、以下の調教師が新規開業。特に記載のない調教師の免許取得日は、2023年1月1日。
本年度は2月末日で引退する調教師の免許の有効期間が3月5日まで延長されることに伴い、開業日を3月6日とする[60]。
その他の変更点
[編集]- 京都競馬場のステーションサイド6階と7階に、新しいタイプの指定席(以下参照)をオープン。4月6日・7日・13日・14日(パークウインズ京都)でプレオープンとして特別料金での販売を行い、4月20日(第3回京都競馬1日目)より本オープンする[61]。
- 6階:The Horseshoe(A/B)
- 7階:駒見小路(通常タイプ/奥の間)
- 馬券の発売を行わない競馬観戦とグッズ販売に特化した施設「VIESTA」の2号店を熊本県熊本市に新設し、6月15日より営業を開始。名称は「VIESTA熊本」とする[51]。
- 秋季以降、調教用ゼッケンの仕様を変更。従来は年齢別だったゼッケンの生地色を年齢別に加え、性別でも分類する。調教中の牡馬・騸馬と牝馬の識別を容易にし、危険防止につなげることが目的。これにより、新たに2歳牝馬(黄緑色)、3歳牝馬(桃色)、4歳以上牝馬(青色)が導入される。このほか、各馬の判別をさらに容易にするため、従来は年齢で区切って採番しているゼッケン番号を年齢と性別で区切り、2歳牡馬・騸馬から4歳以上牝馬まで通し番号とする。導入は美浦が10月1日(月曜調教馬は9月30日)、栗東は10月2日の予定[62]。
- 中京競馬場では暑熱対策の一環として、2011年を最後に運行されていなかった無料送迎バスを夏季限定で復活。中京競馬場前駅と西入場門にバス停留所を設け、約15分 - 20分間隔で運行する。運行期間は8月10日から9月29日までの予定。また、中京競馬場を所有する名古屋競馬株式会社とも連携し、競馬場内外にミストファンを増設する[63]。
- 新潟競馬場では、暑熱対策で競走時間帯が変更される(前述)7月27日・28日・8月3日・4日の4日間、12時から13時20分まで一般のファンにパドックを開放する「パドックウォーク」を実施[64]。
JRA創立70周年記念事業
[編集]本年はJRAの創立から70周年にあたることから、JRAではファン投票で選ばれたGI優勝馬の馬名を冠した特別競走を当該GIの当日に実施するなど、年間を通じて各種記念事業を展開する[65][49][59]。
- JRAサンクスデー
- 全競馬場ごとに、各1日設定(以下参照)。当日は入場料を無料とするほか、全ての指定席(スマートシートを含む)の料金を70%割引して販売する。
- 3月10日:中京競馬場
- 3月23日:中山競馬場
- 4月14日:阪神競馬場
- 4月27日:東京競馬場
- 5月5日:新潟競馬場
- 6月9日:函館競馬場
- 6月30日:福島競馬場
- 7月7日:小倉競馬場
- 7月28日:札幌競馬場
- 10月6日:京都競馬場
- 全競馬場ごとに、各1日設定(以下参照)。当日は入場料を無料とするほか、全ての指定席(スマートシートを含む)の料金を70%割引して販売する。
- JRAアニバーサリー(9月14日 - 16日)
- 対象期間中は全日、入場料を無料とするほか、全ての指定席(スマートシートを含む)の料金を70%割引して販売する。
- JRAウルトラプレミアム メモリアルヒーロー
- 2023年12月16日に結果が発表されたファン投票で選ばれたGI競走優勝馬の馬名を付した記念競走を、平地GI競走当日の当該GIの1つ前(通常は第10競走)に施行する。競走名は「JRAウルトラプレミアム(選出馬名)カップ」となる。選出された競走馬は以下の通り[66]。
GI競走名 | 選出馬 |
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フェブラリーステークス | コパノリッキー |
高松宮記念 | ロードカナロア |
大阪杯 | キタサンブラック |
桜花賞 | ダイワスカーレット |
皐月賞 | ドゥラメンテ |
天皇賞(春) | ライスシャワー |
NHKマイルカップ | キングカメハメハ |
ヴィクトリアマイル | ウオッカ |
優駿牝馬(オークス) | エアグルーヴ |
東京優駿(日本ダービー) | ディープインパクト |
安田記念 | タイキシャトル |
宝塚記念 | サイレンススズカ |
スプリンターズステークス | サクラバクシンオー |
秋華賞 | アカイトリノムスメ |
菊花賞 | キセキ |
天皇賞(秋) | エイシンフラッシュ |
エリザベス女王杯 | ラッキーライラック |
マイルチャンピオンシップ | グランアレグリア |
ジャパンカップ | アーモンドアイ |
チャンピオンズカップ | クロフネ |
阪神ジュベナイルフィリーズ | ブエナビスタ |
朝日杯フューチュリティステークス | サリオス |
有馬記念(グランプリ) | オルフェーヴル |
ホープフルステークス | コントレイル |
引退競走馬の福祉に関する団体の創設
[編集]JRAは4月16日、引退競走馬に関する諸課題や馬の福祉の充実に取り組むため、新たに一般財団法人「Thoroughbred Aftercare and Welfare(略称:TAW)」を設立したことを発表した。引退した競走馬の再雇用や利活用などに関する諸課題が近年大きな問題となっており、同団体は農林水産省、中央競馬(馬主、調教師、騎手、JRA)、地方競馬(主催者、NAR)、生産者の代表者で構成され、引退競走馬の利活用促進や養老・余生の機会拡充等に関する事業、引退競走馬の一時受け入れ施設等の運営等に関する事業や、馬産業の人材育成等に関する事業などに取り組む[67][68]。
労働組合がストライキを通告
[編集]中央競馬の調教助手・厩務員で構成される4労働組合(関東労・関西労・美駒労・全馬労)のうち、関東労・関西労・美駒労の3労組は5月17日、JRAと日本調教師会に対し、5月25日の午前0時から24時間ストライキを行うことを通告した。17日に行われた春闘の第2回団体交渉で労組側は調教師会に対し、3%の賃上げを要求したが、午後2時30分に交渉が決裂したため、ストライキ通告に踏み切った[69]。その後、全馬労は、2011年以降にトレーニングセンターに就労していた組合員のベースアップ9000円に加え、一時金の増額を受け入れて、同日の午後5時25分に妥結した[70]。
22日の午後3時30分から、3労組と日本調教師会の間での団体交渉が東京都内で実施された[70][71]。労組側はストライキの実施を判断する期限を5月23日の午後1時に設定していた[70][71]。団体交渉は同日の夜に一時中断し、23日の午前10時から再開された[72]が、23日午後0時53分に交渉は決裂し、午後1時に通告通り、25日の午前0時から24時間ストライキを決行することになった[72][73]。
これについて、関東労の書記長は「物価高などを反映させたベア3.0%を若い人を中心に振り分けるよう求めたが、全体として0.64%の回答にとどまった」とした上で[74]、「(調教師会側は)これが精いっぱいですという言葉だけで、お金の流れなどを示す資料等の理由の提示もなく、誰も納得できるものではない」と述べている[75]。24日に団体交渉の予定はなく、ストライキについては「合法の範囲内でできる限りやります」と全面的な対決姿勢を示している[75]。23日には、3労組が「中央競馬厩舎従業員ストライキについての共同声明」を文書として明らかにした[76]。
なお、この24時間ストライキは、2023年3月18日に実施された開催ストライキ(厩舎での馬の世話は行うが、競馬開催業務を拒否)よりも広範囲のものとされ、競馬の開催業務に加え、トレーニングセンター内での厩舎の作業にも影響が及ぶ可能性があるという[72]。
ストライキの影響で、美浦トレーニングセンターに所属している東京優駿(日本ダービー)の出走予定馬の陣営では、ストライキ開始前にあたる24日に東京競馬場への輸送を模索しているところもある[75][77]ほか、競馬場への輸送を担当する人員の確保ができない影響で、26日に出走を予定しているその他の馬にも出走取消が出ている[78]。25日の東京競馬に出走を予定している関東馬は137頭で、そのうち133頭がストライキ前日の24日に移動している[79]。残りの4頭中3頭は当日輸送となっており、ほか1頭はすでに23日に入っている[79]。26日の東京競馬に出走を予定している馬は133頭で、そのうち、24日のうちに19頭が移動している[79]。
ストライキの突入を受け、JRAは日本調教師会との調整を行った結果、25日の開催に向けて準備を進めていくことを明らかにした[80]。JRAでは、24日の金曜日夜間発売と25日の土曜日早朝発売について、25日に予定している全競走の発売を取りやめとし、26日の東京優駿(日本ダービー)および目黒記念の前日発売のみを行う[80][81][82]。
JRAは、25日の第2回東京競馬第11日・第3回京都競馬第11日について通常通り開催することを発表[83][84]。
その後、関西労は26日に妥結[85]、関東労・美駒労の2労組は29日に妥結した[86]。
騎手の通信機器持ち込みによる騎乗停止
[編集]JRAは5月31日、所属騎手の水沼元輝(美浦)が24日から26日にかけて美浦トレーニングセンター及び東京競馬場内の調整ルームにスマートフォンを持ち込み使用していたとして、日本中央競馬会競馬施行規程第148条第2項に基づき、同日から裁定委員会の議定があるまで騎乗停止処分にしたことを発表[87]。JRAは6月1日に経緯を説明し、水沼は飲食店の予約、インターネットやSNSの閲覧にスマートフォンを使用。調整ルーム入室時には通信機器を保管ロッカーに預けることが義務化されているが、スマホケースのみを入れておく偽装工作が発覚したことなどから、悪質性が高く、JRAは「重大な非行」と認定した[88]。
JRAは6月24日に開いた関西定例会見で水沼の件に言及し、審判担当理事の菊田淳は「近々、裁定委員会を開き、弁明の機会を与えた上で処分を決定し、7月中旬に発表する予定」と語ったうえで、2023年に6名の騎手が同様の事案で騎乗停止となった際に「次はこんなのじゃ済まない」と語り、今回は「そんなに軽い制裁にはならない」とコメントした[89]。
JRAは6月26日に第1回裁定委員会を開催し、今後は行政手続法に基づき水沼に弁明の機会を与えたうえで、第2回裁定委員会で最終処分が決定される[90]。
JRAは第2回裁定委員会を開き、7月10日に水沼の処分を正式に発表。5月31日から2025年2月28日まで9か月間の騎乗停止とした[91]。9か月の騎乗停止は、JRAが遡って確認・特定できる範囲では最も重い処分となった。同日、水沼は師匠の加藤和宏調教師とともに謝罪会見を行い、自身の行動と考えを見つめなおす決意を語った[92]。
地方競馬
[編集]1月 - 3月は「令和5年度」、4月以降は「令和6年度」の開催内容について記述する。
なお、日程等の発表時期は各主催者ごとに異なるため、発表があり次第順次掲載する。
2022年の日本競馬#2歳・3歳馬ダート競走の体系整備と全日本的なダート競走の体系整備による全国的な競走体系の変更に伴い、各主催者で重賞競走の変更点が多数生じている。
ダートグレード競走の出走予定馬発表方法の変更
[編集]1月より、地方競馬で行われるダートグレード競走のJRA所属出走予定馬の発表方法を見直し、東京大賞典と同様に地方競馬主催者による選考委員会方式に変更。レース前々週の日曜日にJRAが出走申込の全馬を出走決定順で発表後、翌月曜日に地方競馬主催者がJRAと地方競馬を含め全馬一括で選定馬と補欠馬を発表する。繰り上がり馬と騎手決定の発表は中間の1回となり、出走予定全馬の発表は原則としてレース前週の木曜日となる[43]。
JBC競走について
[編集]JBC実行委員会は2023年3月27日に、2024年のJBC競走について実施概要を発表[93]。
JBCクラシック・JBCスプリント・JBCレディスクラシックの3競走は、11月4日に佐賀競馬場で初開催。JBC2歳優駿は前年に引き続き、同日の門別競馬場で開催する[93]。
施行距離はクラシックが佐賀ダート2000m、スプリントが佐賀ダート1400m、レディスクラシックが佐賀ダート1860m、2歳優駿が門別ダート1800m[93]。各競走の格付はクラシック・スプリント・レディスクラシックがJpnI、2歳優駿がJpnIIIとされた[94]。
地方競馬全国協会
[編集]地方競馬全国協会は、アジア競馬連盟(ARF)のアフィリエイトメンバー(提携会員)として加盟申請を行い、6月26日付で承認された[95]。
帯広市(ばんえい競馬)
[編集]2月26日に、2024年度の開催日程と重賞競走を発表。4月19日から2025年3月16日まで、帯広競馬場で25回・149日開催(ナイター95日、準ナイター30日、薄暮24日)。重賞競走は27競走を施行[96][97]。
その他の変更点
[編集]- 8月19日に、「JRAジョッキーDAY」を5年ぶりに開催。JRAから騎手9名が参加し、エキシビションレースやトークショーなどのイベントが行われる[98]。
北海道(ホッカイドウ競馬)
[編集]2月16日に、2024年度の開催日程と重賞競走を発表。4月17日から11月7日まで、門別競馬場で15回・84日開催(全日程ナイター、前年比:2日増)。ダートグレード競走を含む重賞競走は33競走を施行[99][100]。
重賞競走の変更点
[編集]- 新設重賞競走
- 4月18日:ネクストスター北日本(H1、1200m、3歳、1着賞金1200万円)※重賞級認定競走、北海道・東北地区交流、岩手と持ち回りで開催[99][100]
- 5月16日:フロイラインスプリント(H3、1200m、3歳牝馬、1着賞金500万円)[99][100]
- 6月18日:フロイラインカップ(H3、1700m、3歳牝馬、1着賞金500万円)※回次は2010年から継続、本年は「第10回」となる[99][100]
- 7月17日:ポラリスサマースプリント(H3、1200m、3歳以上、1着賞金500万円)[99][100]
- 10月10日:グランシャリオクイーンズ(H3、1700m、3歳以上牝馬、1着賞金500万円)[99][100]
- 賞金額を変更する競走
- 出走条件を変更する競走
- 廃止する競走
その他の変更点
[編集]- 賞金・出走手当の変更[100]
- 3歳以上A3:1着賞金を90万円に増額
- 3歳以上A4:1着賞金を80万円に増額
- 3歳以上B1・B2:1着賞金を70万円に増額
- 3歳以上B3・B4:1着賞金を65万円に増額
- 3歳以上オープン・A1クラスの出走手当を12万円に増額
新人騎手確保に向けた取り組み
[編集]ホッカイドウ競馬を主催する北海道は新人騎手の確保に向けた取り組みを強化し、2023年度から門別に所属を決めた新人騎手に対し、馬具の購入資金として「支度金(上限100万円)」の支給を始めたほか、ホッカイドウ競馬の魅力を紹介する説明会を地方競馬教養センターで開催したり、所属騎手や調教師がホッカイドウ競馬の魅力を紹介するYouTube動画を作成し、騎手候補生にアピールしている。現在ホッカイドウ競馬には19人の騎手が所属しているが、うち7人が年齢的に引退が近い40歳以上で、今後引退する騎手に代わる新人を補充できなければ、レース数の維持が困難になる。ほかの地方競馬でも支度金の支給は行われているが、多くは上限50万円程度で、支給額としてはホッカイドウ競馬が最も多い[101]。
岩手県競馬組合(盛岡・水沢競馬)
[編集]2月15日に、2024年度の開催日程と重賞競走を発表。通常開催は4月7日に水沢競馬場で開幕し、冬季休催期間を挟み2025年3月18日まで21回・124日開催(盛岡:10回・60日、水沢:11回・64日)。通常開催終了後の2025年3月23日から31日まで、水沢競馬場で特別開催を1回・6日開催する。ダートグレード競走を含む重賞競走は47競走(うち盛岡芝の重賞8競走)を施行[102]。
重賞競走の変更点
[編集]南関東公営競馬(特別区競馬組合・神奈川県川崎競馬組合・千葉県競馬組合・埼玉県浦和競馬組合)
[編集]2023年11月14日に、2024年(1月 - 12月)の開催日程と重賞競走を発表。全日本的なダート競走体系が本格的に始まることから、本年より暦年ベースでの発表に改められた。競馬場別の内訳は大井が96日(ナイター78日)、川崎が64日(ナイター49日)、船橋が64日(通年ナイター)、浦和が56日(通年はくぼ開催)となった[103]。
開催日割の変更点
[編集]- 大井競馬は、当初5日間としていた2023年度第16回開催と第17回開催(いずれも昼間開催)に各1日ずつ追加し、1月21日と2月11日を開催日程に追加する。なお、追加される2日はいずれも夜間開催とする[104]。
- 浦和競馬は、7月から9月に開催する第4回 - 第6回を暑熱対策のため、発走時刻を1時間程度繰り下げ、最終競走の発走時刻を19時20分 - 19時30分とする[105]。
重賞競走の変更点
[編集]- 新設重賞競走[103][106]
- 1月17日:ブルーバードカップ(JpnIII、船橋、1800m、3歳)
- 3月14日:ネクストスター東日本(SIII、川崎、1400m、3歳)※全国交流、川崎・浦和・船橋で持ち回り
- 12月5日:ジェムストーン賞(SIII、大井、1200m、2歳)
- 賞金額を変更する競走
- 格付を変更する競走[103][106]
- 雲取賞(大井):SIIIからJpnIIIに変更
- 京浜盃(大井):SIIからJpnIIに変更
- 羽田盃(大井):SIからJpnIに変更
- 東京ダービー(大井):SIからJpnIに変更
- さきたま杯(浦和):JpnIIからJpnIに変更
- 平和賞(船橋):SIIIからSIIに変更
- スパーキングサマーカップ(川崎):SIIIからSIIに変更
- 習志野きらっとスプリント(船橋):SIからSIIに変更
- 東京記念(大井):SIからSIIに変更
- 黒潮盃(大井):SIIからSIIIに変更
- 施行時期を変更する競走[103][106]
- 名称を変更する競走[103][106]
- ジャパンダートダービーは、「ジャパンダートクラシック」に名称変更
- 施行距離を変更する競走[103][106]
- 出走条件を変更する競走[103][106]
- さきたま杯(浦和、JpnI):4歳以上から3歳以上に変更
- マリーンカップ(船橋、JpnIII):3歳以上牝馬から3歳牝馬に変更
場外発売の変更点
[編集]- 大井競馬
- 川崎競馬
- 毎週月曜日、および本場開催初日に第1入場門横で行っていた外向払戻所は、3月25日をもって営業を終了する[110]。
- 船橋競馬
- 船橋競馬場では、2024年度の南関東場外発売日について、原則として毎週火曜日から木曜日とする(年末年始、南関東の重賞開催日は発売を行う)。払戻業務は、原則として月曜日と金曜日は行わない[111]。
その他の変更点
[編集]- 大井競馬
- 船橋競馬
調教師の新規開業
[編集]愛知県競馬組合(名古屋競馬)・岐阜県地方競馬組合(笠松競馬)
[編集]1月19日に、2024年度の開催日程を発表。名古屋競馬場は27回・115日(ナイター35日)、笠松競馬場は21回・96日開催[117]。
重賞競走は名古屋・笠松ともに2月21日に発表。名古屋はダートグレード競走を含め21競走、笠松は21競走を施行[118][119]。
重賞競走の変更点
[編集]- 名古屋競馬[118]
- 笠松競馬[119][120]
- 新設競走
- 4月上旬:笠松プリンシパルカップ(P、1900m、3歳、笠松所属馬、1着賞金200万円)※駿蹄賞トライアル(1着馬に優先出走権)
- 12月下旬:岐阜新聞・岐阜放送杯(P、1400m、3歳、笠松所属馬、1着賞金200万円)
- 賞金額を変更する競走
- 施行条件等を変更する競走
- オグリキャップ記念(SPI)は施行時期を5月下旬に、施行距離を1400mに変更
- 飛山濃水杯はSPIIIからSPIIに格上げのうえ、施行時期は4月下旬、施行条件は3歳以上から4歳以上に、東海地区限定から西日本地区交流とし、オグリキャップ記念トライアルとする(上位2着に優先出走権)
- 東海ゴールドカップ(SPI)は、施行距離を2500mに変更
- ウインター争覇(SPIII)は、施行時期を11月下旬、施行距離は1900m、施行条件は4歳以上から3歳以上に変更のうえ、東海ゴールドカップトライアルとする(上位2着に優先出走権)
- ぎふ清流カップ(SPI)は、施行時期を6月下旬に変更のうえ、北陸・東海・近畿地区交流から西日本地区交流に変更
- 新緑賞はSPIIからSPIIIに格下げのうえ、施行時期を5月上旬、施行距離を1400mに変更し、ぎふ清流カップトライアルとする(上位2着に優先出走権)
- 笠松グランプリ(SPI)は、施行時期を12月上旬に変更
- ブルーリボンマイル(SPI)は、施行時期を2月下旬に変更
- サマーカップ(SPII)は、北陸・東海・近畿地区交流から北陸・東海地区交流に変更
- 白銀争覇(SPII)は、施行時期を1月下旬、施行距離を1900mに変更
- マーチカップ(SPII)は、施行距離を1600mに変更のうえ、北陸・東海・近畿地区交流から北陸・東海地区交流に変更
- 岐阜金賞(SPI)は、施行時期を8月中旬に変更
- ゴールドジュニア(SPII)は、北陸・東海・近畿地区交流から東海地区交流に変更
- 東海クラウン(P)は、施行時期を11月上旬に変更のうえ、笠松グランプリの優先出走権を上位2着までに変更
- ブルームカップ(P)は、岐阜金賞の優先出走権を上位2着までに変更
- 秋風ジュニア(P)は、施行時期を8月下旬に変更のうえ、ネクストスター笠松トライアルとする(上位2着に優先出走権)
- 新設競走
場外発売の変更点
[編集]- サンアール名古屋(J-PLACE名古屋)は旧名古屋競馬場跡地南東部に建物を新設し、2月26日に移転開業する。このため、2月19日から25日まで発売を休止する(払戻は休止期間中も実施)。JRA場外発売は、2月24日・25日が発売休止となる[121][122][123]。
払戻率の上乗せ
[編集]- 名古屋競馬では、第8回・第9回・第10回・第12回開催の各日第1競走・第2競走で「名古屋モーニングフィーバー」を実施。対象となる競走では、3連単の払戻率を77.7%に引き上げる[124]。
その他の変更点
[編集]- サンアール名古屋と名古屋競馬場の間で運行するシャトルバスは、2月16日の運行をもって廃止する[125]。
- 令和6年度第1回名古屋競馬より、名古屋競馬場の距離設定に1400mを新設。実施条件はC級のみで重賞の設定は行わず、当面は1日1レース以下とする。開始1年間のレコードタイムは参考タイムとして公表する[126]。
石川県・金沢市(金沢競馬)
[編集]2月22日に、2024年度の開催日程と重賞競走を発表。4月2日から冬季休催期間を挟み、2025年3月30日まで金沢競馬場で22回・91日開催(県営19回・市営3回)。ダートグレード競走を含む重賞競走は25競走を施行[127]。
重賞競走の変更点
[編集]- 新設重賞競走
- 名称を変更する競走
兵庫県競馬組合(園田・姫路競馬)
[編集]2023年11月3日に、2023年度(1月 - 3月)の開催日程と重賞競走を発表。園田競馬場は3回・13日(重賞は3競走施行)、姫路競馬場は5回・26日開催(重賞は4競走施行)[129]。
2023年12月31日に、2024年度(4月 - 12月)の開催日程と重賞競走を発表。園田競馬場で21回・120日開催(ナイター25日、サマー競馬18日)。ダートグレード競走を含む重賞競走は24競走を施行[130]。
重賞競走の変更点
[編集]- 新設競走
- 施行条件を変更する競走
- 兵庫チャンピオンシップ(JpnII):施行距離を1870mから1400mに変更[94]
- 兵庫大賞典(重賞I):施行距離を1870mから1400mに変更[130]
- 六甲盃(重賞I):施行距離を2400mから1870mに変更[130]
- 兵庫ダービー(重賞I)は「兵庫優駿」に名称変更のうえ、開催時期を6月から7月に変更[130]
- 兵庫ジュベナイルカップ(重賞II):開催時期を8月から9月に変更[130]
- 兵庫若駒賞(重賞I)は施行条件を2歳から3歳に、施行時期を8月から3月に変更のうえ、施行場・距離を姫路1800mに変更(このため本年は実施しない)[134]
- 園田オータムトロフィーは重賞IIから重賞Iに格上げし、開催時期を9月から10月に変更[130]
- 他地区より移管する競走
その他の変更点
[編集]- 園田競馬場では西ウイナーズサークルをリニューアルし、3月19日より供用を開始。変更点は以下の通り[135]。
- 表彰スペースを新設
- 従来スペース(口取り写真撮影スペース)の改修
- 周囲柵の新設、ロゴ看板の塗装等の改修
高知県競馬組合(高知競馬)
[編集]2月26日に、2024年度の開催日程と重賞競走を発表。4月6日から2025年3月26日まで、高知競馬場で108日開催(ナイター106日)。ダートグレード競走を含む重賞競走は20競走を施行[136][137][138]。
その他の変更点
[編集]- 高知競馬場では、スタンド4階の指定席を改修し、複数名でも利用できるグループ席や個室を設置。4月6日より供用を開始する[139]。
佐賀県競馬組合(佐賀競馬)
[編集]3月2日に、2024年度の開催日程と重賞競走を発表。4月6日から2025年3月30日まで、佐賀競馬場で23回・115日開催(全日程ナイター)。ダートグレード競走を含む重賞競走は35競走を施行[140]。
重賞競走の変更点
[編集]その他の変更点
[編集]- 佐賀競馬場では、スタンド3階の指定席を一部改修し、複数名でも利用できるグループ席を設置。2月17日より供用を開始する[141]。
引退競走馬支援推進デー
[編集]佐賀競馬場では、引退した競走馬(サラブレッド)がよりよい余生を過ごせるよう、引退競走馬支援についての活動を競馬ファンに広く認知してもらうとともに、引退競走馬の支援を行う団体の活動推進を目的として、2月11日に「2024佐賀競馬引退競走馬支援推進デー」を実施。当日はパネルディスカッション(YouTubeでも生配信)を行うほか、引退競走馬支援団体のブース出展、引退競走馬についてのパネル展示、引退競走馬支援団体による協賛レースを行う[142]。
現役騎手の逮捕事件
[編集]4月3日、佐賀競馬所属騎手の山口勲が、久留米市内で道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで福岡県警久留米署に現行犯逮捕された。朝日新聞の報道によると、山口は「2日の夕方に家でビールを飲み、7時間くらい寝たので酒が抜けていると思った」と容疑を否認している[143]。佐賀県競馬組合はこれを受け、「今後すみやかに本人からの事情聴取を行い、組合として厳正に対処する」と発表し、当面の間山口のレース騎乗を見合わせるとした[144]。山口のレース騎乗は4月26日より再開[145]。組合は5月23日、山口が不起訴処分となったことを発表するとともに、「競馬の信用を失墜させた」として山口を戒告処分とした[146]。
予定
[編集]中央競馬の開催日割
[編集]予定として発表されている競馬場別の開催日割は以下の通り[36][37]。
- 札幌競馬場:2回・14日(前年比:増減なし)
- 函館競馬場:1回・12日(前年比:増減なし)
- 福島競馬場:3回・20日(前年比:増減なし)
- 新潟競馬場:4回・28日(前年比:2日増)
- 中山競馬場:5回・41日(前年比:1日減)
- 東京競馬場:5回・44日(前年比:1日減)
- 中京競馬場:4回・29日(前年比:3日減)
- 京都競馬場:7回・60日(前年比:31日増)
- 阪神競馬場:2回・16日(前年比:30日減)
- 小倉競馬場:3回・24日(前年比:2日増)
中央競馬の重賞カレンダー
[編集]競走名ごと、太字はGI、J・GI競走。
個別に出典を示していない競走には、以下の出典を用いている。
出典:令和6年開催日割 (PDF) 日本中央競馬会、2023年10月16日配信・閲覧、阪神競馬場はスタンドのリフレッシュ工事、京都で宝塚記念など施行/24年中央競馬開催日程 日刊スポーツ、2023年10月17日閲覧
7月
[編集]- 27日 - 新潟ジャンプステークスJ・GIII(新潟競馬場・障害芝3250m)
- 28日 - アイビスサマーダッシュGIII(新潟競馬場・芝直線1000m)
- 28日 - クイーンステークスGIII(札幌競馬場・芝1800m)
8月
[編集]- 4日 - レパードステークスGIII(新潟競馬場・ダート1800m)
- 4日 - エルムステークスGIII(札幌競馬場・ダート1700m)
- 11日 - 関屋記念GIII(新潟競馬場・芝1600m)
- 11日 - 小倉記念GIII(中京競馬場・芝2000m)
- 18日 - 札幌記念GII(札幌競馬場・芝2000m)
- 18日 - CBC賞GIII(中京競馬場・芝1200m)
- 24日 - 小倉サマージャンプJ・GIII(中京競馬場・障害芝3300m)
- 25日 - 新潟2歳ステークスGIII(新潟競馬場・芝1600m)
- 25日 - キーンランドカップGIII(札幌競馬場・芝1200m)
- 31日 - 札幌2歳ステークスGIII(札幌競馬場・芝1800m)
9月
[編集]- 1日 - 新潟記念GIII(新潟競馬場・芝2000m)
- 1日 - 小倉2歳ステークスGIII(中京競馬場・芝1200m)
- 7日 - 紫苑ステークスGII(中山競馬場・芝2000m)
- 8日 - 京成杯オータムハンデキャップGIII(中山競馬場・芝1600m)
- 8日 - セントウルステークスGII(中京競馬場・芝1200m)
- 14日 - 阪神ジャンプステークスJ・GIII(中京競馬場・障害芝3330m)
- 15日 - ローズステークスGII(中京競馬場・芝2000m)
- 16日 - セントライト記念GII(中山競馬場・芝2200m)
- 22日 - オールカマーGII(中山競馬場・芝2200m)
- 22日 - 神戸新聞杯GII(中京競馬場・芝2200m)
- 28日 - シリウスステークスGIII(中京競馬場・ダート1900m)
- 29日 - 第58回スプリンターズステークスGI(中山競馬場・芝1200m)
10月
[編集]- 5日 - サウジアラビアロイヤルカップGIII(東京競馬場・芝1600m)
- 6日 - 毎日王冠GII(東京競馬場・芝1800m)
- 6日 - 京都大賞典GII(京都競馬場・芝2400m)
- 13日 - 東京ハイジャンプJ・GII(東京競馬場・障害芝3110m)
- 13日 - 第29回秋華賞GI(京都競馬場・芝2000m)
- 14日 - 府中牝馬ステークスGII(東京競馬場・芝1800m)
- 19日 - 富士ステークスGIII(東京競馬場・芝1600m)
- 20日 - 第85回菊花賞GI(京都競馬場・芝3000m)
- 26日 - アルテミスステークスGIII(東京競馬場・芝1600m)
- 26日 - スワンステークスGII(京都競馬場・芝1400m)
- 27日 - 第170回天皇賞(秋)GI(東京競馬場・芝2000m)
11月
[編集]- 2日 - 京王杯2歳ステークスGII(東京競馬場・芝1400m)
- 2日 - ファンタジーステークスGIII(京都競馬場・芝1400m)
- 3日 - アルゼンチン共和国杯GII(東京競馬場・芝2500m)
- 3日 - みやこステークスGIII(京都競馬場・ダート1800m)
- 9日 - 武蔵野ステークスGIII(東京競馬場・ダート1600m)
- 9日 - 京都ジャンプステークスJ・GIII(京都競馬場・障害芝3170m)
- 9日 - デイリー杯2歳ステークスGII(京都競馬場・芝1600m)
- 10日 - 福島記念GIII(福島競馬場・芝2000m)
- 10日 - 第49回エリザベス女王杯GI(京都競馬場・芝2200m)
- 16日 - 東京スポーツ杯2歳ステークスGII(東京競馬場・芝1800m)
- 17日 - 第41回マイルチャンピオンシップGI(京都競馬場・芝1600m)
- 23日 - 京都2歳ステークスGIII(京都競馬場・芝2000m)
- 24日 - 第44回ジャパンカップGI(東京競馬場・芝2400m)
- 24日 - 京阪杯GIII(京都競馬場・芝1200m)
- 30日 - ステイヤーズステークスGII(中山競馬場・芝3600m)
- 30日 - チャレンジカップGIII(京都競馬場・芝2000m)
12月
[編集]- 1日 - 第25回チャンピオンズカップGI(中京競馬場・ダート1800m)
- 7日 - 中日新聞杯GIII(中京競馬場・芝2000m)
- 8日 - カペラステークスGIII(中山競馬場・ダート1200m)
- 8日 - 第76回阪神ジュベナイルフィリーズGI(京都競馬場・芝1600m)
- 14日 - ターコイズステークスGIII(中山競馬場・芝1600m)
- 15日 - 第76回朝日杯フューチュリティステークスGI(京都競馬場・芝1600m)
- 21日 - 第147回中山大障害J・GI(中山競馬場・障害芝4100m)
- 21日 - 阪神カップGII(京都競馬場・芝1400m)
- 22日 - 第69回有馬記念GI(中山競馬場・芝2500m)
- 28日 - 第41回ホープフルステークスGI(中山競馬場・芝2000m)
地方競馬の開催日割
[編集]予定として発表されている競馬場別の開催日割は以下の通り。
南関東を除く各主催者は2023年度(1月 - 3月)・2024年度(4月 - 12月)を分けて表記。南関東(大井・川崎・船橋・浦和)は暦年発表のため(1月 - 12月)で表記する。
- 帯広競馬場:(1月 - 3月)36日[147](4月 - 12月)113日[96]
- 門別競馬場:(4月 - 12月)84日[99]
- 盛岡競馬場:(4月 - 12月)60日[102]
- 水沢競馬場:(1月 - 3月)11日[148](4月 - 12月)58日[102]
- 大井競馬場:(1月 - 12月)96日[149]
- 川崎競馬場:(1月 - 12月)64日[149]
- 船橋競馬場:(1月 - 12月)64日[149]
- 浦和競馬場:(1月 - 12月)56日[149]
- 金沢競馬場:(1月 - 3月)7日[150](4月 - 12月)84日[127]
- 名古屋競馬場:(1月 - 3月)33日[151](4月 - 12月)80日[117]
- 笠松競馬場:(1月 - 3月)28日[151](4月 - 12月)72日[117]
- 園田競馬場:(1月 - 3月)13日[129](4月 - 12月)120日[130]
- 姫路競馬場:(1月 - 3月)26日[129]
- 高知競馬場:(1月 - 3月)38日[152](4月 - 12月)71日[136]
- 佐賀競馬場:(1月 - 3月)30日[153](4月 - 12月)85日[140]
地方競馬の重賞カレンダー
[編集]平地はダートグレード競走、ばんえい競馬はBG1のみ記載。
競走名ごと、太字はGI、JpnI競走。各主催者とも3月までは2023年度、4月 - 12月は2024年度。
個別に出典を明記していない競走は、以下の出典を用いている。
出典:2024年1月~2024年3月 ダートグレード競走一覧(実施日順、地方競馬のみ) (PDF) - 地方競馬全国協会、2022年11月28日閲覧、令和5年度重賞競走等実施計画 (PDF) - ばんえい競馬、2023年2月18日、2023年2月19日閲覧、令和6年(2024年)南関東地方競馬重賞競走の日程(案) (PDF) - 南関東地方競馬連絡調整会議、2023年11月14日配信・閲覧、2024年1月~2024年12月 ダートグレード競走一覧(実施日順) (PDF) - 地方競馬全国協会、2023年11月15日閲覧、令和6年度重賞競走等実施計画 (PDF) - ばんえい競馬、2024年3月3日、2024年3月4日閲覧
8月
[編集]- 12日 - クラスターカップJpnIII(盛岡競馬場・ダート1200m)
- 15日 - 北海道スプリントカップJpnIII(門別競馬場・ダート1200m)
- 27日 - ブリーダーズゴールドカップJpnIII(門別競馬場・ダート2000m)
- 29日 - サマーチャンピオンJpnIII(佐賀競馬場・ダート1400m)
9月
[編集]- 3日 - 不来方賞JpnII(盛岡競馬場・ダート2000m)※新規格付
- 18日 - テレ玉杯オーバルスプリントJpnIII(浦和競馬場・ダート1400m)
- 23日 - 白山大賞典JpnIII(金沢競馬場・ダート2100m)
- 25日 - 日本テレビ盃JpnII(船橋競馬場・ダート1800m)
- 26日 - マリーンカップJpnIII(船橋競馬場・ダート1800m)
10月
[編集]- 1日 - レディスプレリュードJpnII(大井競馬場・ダート1800m)
- 2日 - 第26回ジャパンダートクラシックJpnI(大井競馬場・ダート2000m)
- 3日 - 東京盃JpnII(大井競馬場・ダート1200m)
- 14日 - 第37回マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI(盛岡競馬場・ダート1600m)
- 31日 - エーデルワイス賞JpnIII(門別競馬場・ダート1200m)
11月
[編集]- 4日 - JBC2024[93]
- 第5回JBC2歳優駿JpnIII(門別競馬場・ダート1800m)
- 第14回JBCレディスクラシックJpnI(佐賀競馬場・ダート1860m)
- 第24回JBCスプリントJpnI(佐賀競馬場・ダート1400m)
- 第24回JBCクラシックJpnI(佐賀競馬場・ダート2000m)
- 20日 - 浦和記念JpnII(浦和競馬場・ダート2000m)
- 21日 - 兵庫ジュニアグランプリJpnII(園田競馬場・ダート1400m)
12月
[編集]- 1日 - ばんえいオークスBG1(帯広競馬場・200m)
- 11日 - 第75回全日本2歳優駿JpnI(川崎競馬場・ダート1600m)
- 19日 - 名古屋大賞典JpnIII(名古屋競馬場・ダート2000m)
- 25日 - 兵庫ゴールドトロフィーJpnIII(園田競馬場・ダート1400m)
- 29日 - 第70回東京大賞典GI(大井競馬場・ダート2000m)
- 30日 - ばんえいダービーBG1(帯広競馬場・200m)
騎手招待・交流競走
[編集]- 2024ワールドオールスタージョッキーズ(8月24日・25日、札幌競馬場)[45]
- 2024ヤングジョッキーズシリーズ[154][155]
- トライアルラウンド
- 東日本地区
- 8月7日:門別競馬場
- 10月8日:川崎競馬場
- 10月17日:大井競馬場
- 10月22日:浦和競馬場
- 10月29日:盛岡競馬場
- 10月31日:船橋競馬場
- 西日本地区
- 9月5日:園田競馬場
- 9月18日:名古屋競馬場
- 9月23日:高知競馬場
- 9月26日:佐賀競馬場
- 10月9日:笠松競馬場
- 10月29日:金沢競馬場
- 東日本地区
- ファイナルラウンド
- 12月12日:園田競馬場
- 12月14日:JRA中京競馬場
- トライアルラウンド
できごと
[編集]1月
[編集]- 6日 - JRAは7日夜間から8日にかけての降雪により競馬開催への影響が予想されるためとして、インターネット投票を対象としたシンザン記念の土曜日夜間発売・日曜日早朝発売を取りやめとした[156]。
- 7日
- JRAは降雪により競馬開催への影響が予想されるためとして、シンザン記念の前日発売、および8日の京都競馬全レースとWIN5の日曜日夜間発売・月曜日早朝発売を取りやめとした[157][158]。
- 京都競馬第2競走(メイクデビュー京都、3歳新馬、ダート1800m、14頭)で、松山弘平(栗東)が史上35人目(現役20人目)となるJRA通算1万2000回騎乗を達成。デビューから14年10か月7日、33歳10か月7日での達成は、北村宏司(15年11か月10日、34歳6か月23日)を上回り、史上最速・最年少記録となった[159]。また、同競走では武豊(栗東)がメイショウタムシバに騎乗して1着となり、京都競馬場での通算勝利数を1400勝とした(史上25人目、現役10人目)[160]。
- 8日 - 中山競馬第12競走(4歳以上2勝クラス、芝1600m、15頭)で、ダイワメジャー産駒が史上11頭目となるJRA通算1300勝を達成[161]。
- 20日 - 中山競馬第5競走(3歳未勝利、牝馬、芝1600m、16頭)で、戸崎圭太(美浦)が史上52人目(現役33人目)、地方競馬出身騎手としては5人目となるJRA通算1万回騎乗を達成[162]。
- 21日 - 中山競馬第11競走(第65回アメリカジョッキークラブカップ、GII)で、チャックネイト(セン6、美浦・堀宣行厩舎)が優勝。騎乗したレイチェル・キング(豪州)は外国人女性騎手として初めて、JRAの平地重賞を勝利した[163]。
- 24日
- 国際競馬統括機関連盟(IFHA)は「世界のトップ100GIレース」を発表し、ジャパンカップが「2023年ロンジンワールドベストレース」を受賞し、世界1位の評価となった。現行の形式でランキングが発表されるようになった2015年以降、日本の競走が世界1位となったのは初めてとなった。日本の競走はジャパンカップを含め15競走が100位以内にランクイン(地方競馬で施行する東京大賞典も含む)しており、ランクインした競走数はオーストラリア(24競走)、米国・英国(ともに17競走)に次いで世界4位となった[50]。また、「2023年度ロンジンワールドベストレースホースランキング」もあわせて発表され、日本調教馬はイクイノックスが2023年ロンジンワールドベストレースホースとなった。日本調教馬が世界ランキングトップとなったのは、ジャスタウェイ(2014年)に次いで2頭目となった[164]。
- 笠松競馬は降雪の影響により、開催を取りやめとした。代替開催は行わない[165]。
- 25日 - 大井競馬第2競走(C3二三四、右回りダート1400m、14頭)で、エプルシャージュ(牡4、大井・村上頼章厩舎)が馬体重634kgで出走して1着となり、地方競馬の平地競走における最高馬体重出走記録(2008年1月25日・園田競馬第11競走、ジョーキャプテン、631kg)・最高馬体重勝利記録(2021年5月19日・園田競馬第7競走、グラシーナ、626kg)を更新した[166]。
- 27日 - 京都競馬第7競走(4歳以上1勝クラス、ダート1800m、9頭)に出走したハイランドリンクス(牝4、栗東・奥村豊厩舎)は、未勝利馬でありながら単勝オッズ1.1倍の1番人気となった。未勝利馬が1勝クラス以上で単勝1.1倍の人気となったのは、データをさかのぼれる1986年以降、JRAでは初のケースとなった。同馬は人気にこたえて快勝した[167]。
2月
[編集]- 4日
- 5日 - 船橋競馬は降雪のため、第3競走以降を取りやめとした[170]。第3競走以降は10日に無観客で行い、電話・インターネット投票のみで発売された[171]。
- 6日 - JRAは2024年度騎手免許試験の新規合格者を発表し、8名(男性7名、女性1名)が合格した。合格者のうち7名がJRA競馬学校騎手課程の生徒で、JRA史上初めて騎手経験のない調教助手から合格した坂口智康(JRA調教師の坂口智康とは同姓同名の別人)は障害のみの免許となる。8名とも、3月1日付で免許が交付される[172][173][174]。
- 10日
- 14日 - JRAは、2022年4月の落馬で脊髄損傷の重傷を負い療養中だった騎手の藤井勘一郎(栗東)が29日をもって引退することを発表[177][178]。17日に京都競馬場で引退セレモニーを実施[179]。また、騎手の北沢伸也(栗東)は騎手免許の取消申請があり、3月5日付で免許を取り消し引退。3月9日に阪神競馬場で引退式を行い、引退後は調教助手に転向する[180][181]。
- 22日
- 24日 - サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場でサウジカップデー諸競走が行われ、サウジダービー(G3)をフォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)[185]、リヤドダートスプリント(G3)をリメイク(牡5、栗東・新谷功一厩舎)が優勝[186]し、日本調教馬が2勝を挙げた。なお、騎手の坂井瑠星(栗東)はサウジダービーでフォーエバーヤングに騎乗した際、鞭の使用回数制限を超過したことについて現地裁決委員より3月7日から8日までの騎乗停止とされたほか、レッドシーターフハンデキャップでリビアングラスに騎乗した際、残り2400m付近で内側に斜行したことについて3月9日、および3月14日から16日までの騎乗停止とされた(JRAでも同日程で適用)[187]。
- 29日 - JRA騎手の高野和馬(美浦)・川島信二・秋山真一郎(以上栗東)が引退。高野と川島は調教助手に転身、秋山は25日に小倉競馬場で引退式を行い、3月1日より調教師免許が交付され、調教師に転身する[188][189][190][191]。
3月
[編集]- 3日 - 中山競馬第3競走(3歳未勝利、ダート1800m、15頭)で、日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)のアナウンサー・藤原菜々花が場内実況を担当。女性による場内公式実況は、JRA史上初となった[192]。
- 5日 - JRA調教師の小桧山悟・高橋裕・中野栄治(以上美浦)、飯田雄三・加用正・松永昌博・安田隆行(以上栗東)が定年のため引退[188]。
- 6日 - JRAは、所属騎手の武士沢友治(美浦)から騎手免許の取消申請があり、10日付で免許を取り消し、引退することを発表。引退後はJRA競馬学校教官に転身する[193]。
- 10日 - 金沢競馬は降雪による走路の除雪作業に時間を要するため、第1競走から第3競走までを取りやめとした[194]。
- 12日 - 埼玉県浦和競馬組合は、所属騎手の寺島憂人が11日付で引退したことを発表[195]。
- 15日 - 地方競馬全国協会は令和5年度第3回調教師・騎手免許試験の新規合格者を発表し、調教師3名、調教師補佐1名、騎手14名(うち女性1名)が合格した。調教師補佐の合格者は元騎手の楢崎功祐、騎手の合格者は全員が地方競馬教養センターの騎手候補生で、いずれも4月1日付で免許が交付される[196]。
- 17日 - ばんえい競馬は、調教師の小林勝二が3月末をもって勇退することを発表。同日の帯広競馬第12競走(蛍の光賞、ジェイファイター、9着[197])が最終出走となった[198]。
- 21日
- 24日
- 中京競馬第10競走(JRAウルトラプレミアム ロードカナロアカップ、4歳以上2勝クラス、ダート1800m、16頭)で、川田将雅(栗東)がサンテックスに騎乗して1着となり、JRA通算勝利数が2017勝に到達。これにより、増沢末夫(2016勝)を抜いてJRA歴代単独8位の記録となった[203]。
- 中京競馬第11競走(第54回高松宮記念、GI)で、マッドクール(牡5、栗東・池添学厩舎)が優勝。この勝利で、馬主のサンデーレーシングは史上初となる障害を含めたJRAのGI全26レースを完全制覇となった[204]。
- 高知競馬第10競走(春暖特別、C2-1選抜馬、ダート1400m、8頭)のレース中、第3コーナー付近でコスモシーウルフがつまずき、騎乗していた塚本雄大(高知)がバランスを崩して落馬。ただちに高知市内の病院に搬送されたが、同日夜に死亡が確認された。騎手のレース中の死亡事故は高知競馬場では初の出来事で、地方競馬では記録が残る1989年以降、レース中の事故による騎手の殉職者は4人目となった[205][206][207]。→#人物も参照
- 26日 - 千葉県競馬組合は、調教師の宮下靖旨が31日付で引退することを発表[208]。4日の船橋競馬第2競走(C2七、ロンジェヴィティー、9着)が最後の出走となった[209]。
- 27日 - JRAは、騎手の大庭和弥(美浦)から騎手免許の取消申請があり、31日付で免許を取り消し、引退することを発表。引退後は所属する小手川準厩舎の調教助手に転向[210]。
- 30日 - アラブ首長国連邦のメイダン競馬場でドバイワールドカップミーティング諸競走が行われ、日本調教馬はUAEダービー(G2)でフォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝[211]。ドバイゴールデンシャヒーン(G1)には地方所属馬として19年ぶりのドバイ国際競走となったイグナイター(牡6、兵庫・新子雅司厩舎)が出走し、5着に入着した[212]。ドバイワールドカップ(G1)ではウシュバテソーロ(牡7、美浦・高木登厩舎)が2着となり、イクイノックスを抜いてJRAの獲得賞金額が歴代1位となった[213][214]。なお、ドバイゴールデンシャヒーンでイグナイターに騎乗した笹川翼(大井)は最後の直線で外側に斜行したことで4月8日から11日まで騎乗停止とされた(大井でも同日程で適用[215])ことに加え、鞭の使用回数超過で過怠金を科された[216]ほか、ドバイターフ(G1)でキャットニップ(米国)に騎乗したクリストフ・ルメール(栗東)は最後の直線で落馬負傷し、病院へ搬送。以降に予定していたレースは騎手変更となった[217]。現地主催者によると、肋骨と鎖骨の骨折に加え、肺に穴が開いたため2週間ほど現地に滞在すると発表された[218]。
4月
[編集]- 6日
- 阪神競馬第7競走(4歳以上1勝クラス、牝馬、ダート1800m、12頭)のレース中、スウィートスカーが前の馬に触れてつまずき、騎乗していた藤岡康太(栗東)が落馬。頭部と胸部を負傷し、意識不明の状態で病院へ搬送され加療を受けていたが、10日夜に死去した[219][220][221]。JRAで騎手がレース中の事故で死亡したのは、2004年の竹本貴志以来20人目で、GI優勝歴のある騎手としては1993年の岡潤一郎以来となった[222]。→#人物も参照
- JRA騎手の勝浦正樹(美浦)は、テレビ番組「ウイニング競馬」(テレビ東京系)の番組内インタビュー(VTR出演)で、14日の中山競馬をもって騎手を引退することを明らかにした[223][224]。JRAは同日、勝浦より騎手免許の取消申請があり、14日付で騎手免許を取り消すことを発表[225]。14日の中山競馬第7競走(4歳以上1勝クラス、ダート1200m、ニシノピウモッソ、2着)が最終騎乗となった[226]。引退式は5月4日に東京競馬場で実施[227]。
- 11日 - JRA騎手の小牧太(栗東)は、かつて所属していた兵庫県競馬への復帰を目的として、地方競馬の令和6年度第1回騎手免許試験の願書を提出し、地方競馬の騎手免許再取得を目指していることを明らかにした。再取得が実現すれば、地方競馬からJRAへ移籍した騎手が再度地方競馬に復帰するのは史上初となる[228]。
- 12日 - 金沢競馬は、3日に行われた金沢競馬第7競走(第1回こいちゃん結婚☆記念、C1二、ダート1500m、9頭)で1着となったサムワンライクユー(牡4、金沢・金田一昌厩舎)から禁止薬物「エチゾラム」の陽性が確認されたと競走馬理化学研究所から連絡があり、所轄の石川県警金沢東署に届出を行ったことを発表。同馬は同日付で失格となり着順を変更するが、払戻の変更はない。なお、同厩舎に在厩している馬は、禁止薬物の陰性が確認できるまで公正保持のため出走不可となった[229]。金沢競馬で禁止薬物の陽性が確認されたのは、1997年以来となった[230]。
- 18日 - カナダ競馬の2023年度表彰「ソブリン賞」の発表と授賞式が行われ、日本人騎手の木村和士が最優秀騎手賞を3年連続で受賞した[231]。
- 23日 - 複数の海外競馬メディアが報じたところによると、日本では短期免許でJRA通算379勝(重賞39勝、うちGI12勝)を挙げた世界的騎手のオリビエ・ペリエ(フランス)が、25日の騎乗をもって現役を引退することが明らかになった。JRA騎手の武豊(栗東)は自身の公式サイトで、「日本に短期免許でやってくる外国人騎手の草分け」「ペリエ騎手の成功が、いまの日本の短期免許制度を軌道に乗せたと言ってもいい」と評した[232][233]。
- 28日 - 日本政府は令和6年春の褒章受章者を発表し、名古屋競馬所属騎手の宮下瞳が黄綬褒章を受章。宮下は1995年に騎手としてデビューし、2011年に出産のため一旦騎手を引退したが、長男の応援が後押しとなり騎手復帰を決断。2016年8月に騎手免許を再取得し現役復帰。2021年11月には女性騎手史上初となる地方競馬通算1000勝を達成し、女性騎手の最多勝記録を更新し続けていることから、競馬の発展に貢献し、畜産振興に寄与したことに加え、国内の女性騎手として初めて出産、育児による引退を経て現役に復帰し、日本の女性騎手の通算勝利記録を更新し続けることが評価されたもの。騎手の受章は2020年秋の的場文男(大井)、2022年春の柴田善臣(JRA美浦)に続いて3人目で女性騎手では初めてとなった[234][235]。
- 29日 - 日本政府は令和6年春の外国人叙勲受章者を発表し、ウインフリート・エンゲルブレヒト=ブレスゲス(ドイツ)が旭日中綬章を受章。ブレスゲスは香港ジョッキークラブの役員となった当初から日本競馬との連携を図るとともに、1998年にはJRAとの間で双方のレース映像を直接配信するスキームを構築。この枠組みは、2015年の競馬法改正で実現した「海外競馬の勝馬投票券発売」を円滑に運用する上での礎となった。同時に香港ジョッキークラブが実施する国際競走を世界の一流競走に発展させながら、これまでに数多くの日本馬を招待。それらの一流競走に出走し活躍した日本馬は競走馬としてだけでなく、繁殖馬としての国際的価値を高めることとなり、日本の軽種馬生産を通じた畜産振興に貢献した。また、国際競馬統括機関連盟(IFHA)会長およびアジア競馬連盟(ARF)会長として副会長国の日本とともに国際的な連携・協調関係の下、競馬の振興と発展のために尽力している。これらの功績が評価された。外国人競馬関係者に対して日本政府から叙勲が行われたのは、2010年のルイ・ロマネ(当時IFHA会長)以来2人目となった[236]。
- 30日 - 神奈川県川崎競馬組合は、所属調教師の栗林信文が同日付で引退することを発表[237]。5日の川崎競馬第11競走(若草特別、イサチルウキウキ、4着)が最後の出走となった[238]。引退後は福島県に移住し、引退馬を受け入れる特定非営利活動法人「お馬のお家」を立ち上げ、引退馬の受け入れ施設等の整備を行っている[239]。
5月
[編集]- 2日 - 門別競馬の第10競走から第12競走を対象として発売されたトリプル馬単の払戻金が2575万4405円(50円あたり、的中5口)となり、従来のホッカイドウ競馬における最高記録(2023年10月12日、1293万6890円)を更新した[240]。
- 4日 - 新潟競馬第3競走(3歳未勝利、ダート1200m、15頭)で、丹内祐次(美浦)が史上45人目(現役25人目)となるJRA通算1万1千回騎乗を達成[241]。
- 5日 - 新潟競馬第8競走(4歳以上1勝クラス、芝1800m、14頭)でハワイアンタイムが1着となり、騎乗した横山典弘(美浦)はJRA通算勝利数が2944勝に到達。これにより、岡部幸雄(2943勝)を抜いてJRA歴代単独2位の記録となった[242]。
- 8日 - 川崎競馬第4競走(ブレッザ賞、3歳未格付選定馬、ダート900m、12頭)は、スタート直後に発走委員が「真正なスタートではない」として赤旗を振り、カンパイ(スタートやり直し)をアピールしたが、これに気づかず全馬がゴールインしたため、「全頭がかなりの距離を走ったため」として全馬が競走除外となり、レースは取りやめ(不成立)となった。発売済みの投票券はすべて返還となった。また、その後に行われた第7競走(雷電賞、C2選定馬、ダート900m、12頭)でもカンパイが発生し、1頭が「かなりの距離を走ったため」として競走除外とされたが、スタートをやり直してレースは成立した[243]。さらに第10競走(JRA交流メイスター賞、ダート1600m、13頭)では4頭が落馬、競走中止となる多重事故が発生。騎手3名が病院へ搬送された[244]。
- 13日 - ホッカイドウ競馬と佐賀県競馬組合は、佐賀競馬所属騎手の吉本隆記が同日付で佐賀・手島勝利厩舎からホッカイドウ競馬へ移籍し、桧森邦夫厩舎所属となったことを発表[245][246]。
- 19日 - 京都競馬第6競走(3歳1勝クラス、ダート1800m、11頭[注 1])で、 浜中俊(栗東)が史上46人目(現役26人目)となるJRA通算1万1千回騎乗を達成[247]。
- 20日 - JRAは、騎手の服部寿希(栗東)から騎手免許の取消申請があり、19日付で免許を取り消し、引退したことを発表[248]。1月13日の京都競馬第4競走(メイクデビュー京都、3歳新馬、プレイフルデイズ、16着)が最後の騎乗となった[249]。
- 31日 - 神奈川大学は、2023年度末に閉鎖し、購入希望事業者を公募していた湘南ひらつかキャンパス跡地(平塚市)について、神奈川県川崎競馬組合を優先交渉権者に選定したことを発表。組合は川崎市の多摩川沿いにある小向厩舎と練習馬場が手狭となっていることに加え、2019年の台風で冠水したことなどから、移転先を探していた。対象はトレーニングセンターのみで、川崎競馬場は現在地に残る[250]。
6月
[編集]- 3日 - 大井競馬第7競走は、大雨による視界不良のため取りやめとなった[251]。
- 9日 - 東京競馬第11競走(第41回エプソムカップ、GIII)で、レーベンスティール(牡4、美浦・田中博康厩舎)が優勝。騎乗したクリストフ・ルメール(栗東)はこの勝利で、史上5人目となるJRA重賞150勝を達成した[252]。
- 10日 - 日本馬術連盟はパリオリンピック(総合馬術)の日本代表3名を発表し、戸本一真(日本中央競馬会)、大岩義明(nittoh)、北島隆三(乗馬クラブクレイン)が選ばれた。戸本は4位入賞した2021年の東京大会に続き、2大会連続の代表となった[253]。
- 13日 - 英国アスコット競馬場は、世界のトップ騎手12名がチーム対抗戦で争うシャーガーカップ(8月10日)の出場騎手を発表し、日本からは藤田菜七子(美浦)が世界選抜チームに選ばれた。藤田は2019年以来2度目の出場となる[254]。
- 18日 - 浦和競馬は、大雨による馬場コンディション不良のため第6競走以降を取りやめとした[255]。
- 20日 - JRA所属騎手の吉村誠之助(栗東)が園田競馬場で7鞍に騎乗し、5勝を挙げた。地方競馬全国協会によると、JRA騎手が地方競馬で1日5勝を挙げたのは史上初(従来の記録は1日4勝)となった[256]。
- 23日
- 東京競馬第1競走(2歳未勝利、芝1600m、10頭)で、1着から順に10番人気→4番人気→6番人気と入線。3連単の払戻金は345万5270円となり、10頭立て以下のレースにおけるJRA最高記録(従来の記録:2017年古都ステークス、9頭、120万2780円)を更新した[257]。
- 京都競馬第11競走(第65回宝塚記念、GI)で、ブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥厩舎、騎手:菅原明良)が優勝。これで上半期のGI競走がすべて終了したが、複数のGIを勝利した騎手がおらず、すべて異なる勝利騎手となった。これは1984年のグレード制導入以来初の珍事となった[258]。
- JRA騎手のクリストフ・ルメール(栗東)は、24日からリフレッシュのため約1か月間の休養に入ることを明らかにした。7月27日の新潟競馬から騎乗を再開する見通し[259]。
- 28日 - JRAは、騎手の池添謙一と富田暁(いずれも栗東)に対し、日本中央競馬会競馬施行規程第147条第20号(競馬の公正確保について業務上の注意義務を負う者としてふさわしくない非行)に基づき、騎乗停止としたことを発表。2名は25日の午前2時40分ごろ、函館競馬場の調整ルーム内において、互いに粗暴な行為に及んだ事実が確認されたことを事由とした。26日に厩舎関係者からJRAに情報提供があり、騎手などへ事情聴取したところによると、24日の夜に函館市内で複数の騎手が飲食中、互いに酒に酔った状態で池添謙から高圧的な態度で絡まれた富田が、近くにあったスマートフォンを叩きつけ、画面が割れたという。これが池添謙のスマートフォンだったことから2名は口論となり、同席していた騎手が2名を引き離したが、怒りが収まらなかった池添謙はその後、電話で富田に調整ルームへ戻るよう指示。1階ロビーで待ち構え、双方が口論からもみ合いになったという。これにより、池添謙は29日から7月7日(開催日4日間)、富田は29日・30日の2日間騎乗停止となった。29日・30日に2名が騎乗予定だった馬はすべて騎手変更となった[260][261][262]。
- 30日
- 福島競馬第7競走(3歳未勝利、芝2000m、16頭)でクラッチプレイヤーが1着となり、管理調教師の国枝栄(美浦)はJRA通算勝利数が1076勝に到達。これにより、佐藤勇(1075勝)を抜いてJRA歴代単独10位の記録となった[263]。
- 騎手の和田譲治(大井)は、同日の船橋競馬に騎乗しようとしたところ、開催執務委員長指示事項に違反(業務エリアへの携帯電話の持ち込み)したため、競馬の公正を害したとして同日から7月5日、および7月8日から11日(開催日10日間)の騎乗停止となった。和田は携帯電話を目覚まし時計の代わりに使用したという[264]。特別区競馬組合は7月11日に、和田から当面の間騎乗を自粛する旨の申し出があったことを発表した[265]。
7月
[編集]- 1日 - 盛岡競馬第1競走(ファーストステップ、2歳新馬)は当初5頭立ての予定だったが、2頭が出走取消となったため、3頭立てで施行された。また、施行コースは当初芝1000mの予定だったが、芝コースの走路状態悪化のため、ダート1000mに変更された。なお、3頭立てのため、複勝・3連複・3連単は発売されなかった[266]。
- 6日
- 7日 - 盛岡競馬第12競走(せきれい賞、M2)は当初芝2400mで施行予定だったが、雨による走路状態悪化のためダート2000mに変更された[270]。
- 8日 - 2019年に死亡したディープインパクトの銅像が、ノーザンホースパークと社台スタリオンステーションに設置されることとなった。8月中旬に建立予定で、同馬の父サンデーサイレンスとともに、親子2代での銅像製作となった[271]。
- 9日
- 前日から2日間にわたってノーザンホースパークで行われたセレクトセールが終了し、2日間の売上総額は289億1800万円で、過去最高記録(2023年、281億4500万円)を更新。2日間通算の売却率は96.4%で、落札馬の平均価格は約6356万円となった[272]。
- 盛岡競馬は走路状況悪化のため、第8競走と第9競走を取りやめとした[273]。
- 特別区競馬組合は、所属騎手の的場文男に対し、特別区競馬組合競馬実施規則第39条第1項第2号の規定に基づき、同日から12日までの騎乗変更を命じたことを発表。事由は「競馬開催期間外における不適切な行為により、当該騎手による騎乗が競走の公正を害する恐れがあるため」とされ、詳細は調査中としているが、組合の広報によると、騎手間でのトラブルが原因で、的場文のみに非があったとして処分が下された。的場文は8日に5か月ぶりに復帰し、同日は2鞍に騎乗予定だったが、すべて騎手変更となった[274][275][276]。
- 10日
- 13日
- 小倉競馬第1競走(2歳未勝利、ダート1000m、7頭)で、アメリカンビキニ(牝2、栗東・斉藤崇史厩舎)が1着となった。タイムは57秒2で、従来のダート1000mにおける2歳日本レコード(コウエイフラッシュ、57秒7)を更新した[279]。
- 函館競馬第11競走(第56回函館2歳ステークス、GIII)で、サトノカルナバル(牡2、美浦・堀宣行厩舎)が優勝。同馬は東京競馬場の新馬戦でデビューしており、前走が北海道以外の競馬場だった馬の優勝は史上初となった。また、騎乗した佐々木大輔(美浦)はJRA重賞を初勝利となった[280]。
- 福島競馬第12競走(3歳以上1勝クラス、牝馬、芝1200m、16頭)で、吉田豊(美浦)が史上11人目(現役7人目)となるJRA通算1万8千回騎乗を達成[281]。
- 17日 - JRAは、所属騎手の高杉吏麒(栗東)を21日・22日の2日間騎乗停止としたことを発表。高杉は16日の盛岡競馬第8競走に騎乗予定だったが、函館からの新幹線に乗り遅れ、前検量受検時刻に遅刻して騎手変更となったことで、岩手県競馬組合裁決委員から21日・22日の2日間騎乗停止処分を科せられたため、JRAでも同日程で適用された[282]。
- 19日 - 地方競馬全国協会は令和6年度第1回調教師・騎手免許試験の新規合格者を発表し、調教師4名、騎手3名が合格した。調教師試験の合格者には現役騎手の池田敦と堀場裕充(いずれも金沢)が含まれている。また、騎手試験の合格者は2021年に不祥事で競馬関与停止と免許取消処分を受けた元騎手の髙木健と筒井勇介(いずれも笠松、2022年3月に処分取り消しを求めた訴訟に勝訴[283])のほか、史上初めてJRAから地方競馬(兵庫)への復帰を目指して受験した小牧太(栗東)が合格した。小牧太は7月末日でJRAの騎手免許を返上し、7名とも8月1日付で免許が交付される[284][285]。→笠松競馬場#騎手・調教師の不祥事続出と開催自粛、および4月11日のできごとも参照
- 21日
- 札幌競馬第2競走(3歳未勝利、牝馬、ダート1700m、14頭)で、古川吉洋(栗東)が史上47人目(現役27人目)となるJRA通算1万1千回騎乗を達成[286]。
- 小倉競馬第12競走(3歳以上1勝クラス、ダート1700m、15頭)で、8月から地方競馬の騎手免許を再取得して兵庫県競馬に復帰する小牧太(栗東)が騎乗するモズアカボス(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)が勝利。小牧太はこれがJRA所属騎手としての最終騎乗となり、JRA騎手として有終の美を飾った[287]。第12競走終了後には、小倉競馬場で地方競馬移籍セレモニーが行われ、弟で兵庫所属調教師の小牧毅のほか、長男でJRA騎手の小牧加矢太(栗東)も福島競馬第1競走を勝利後に駆け付けた[288][289]。
- 22日 - 24日まで新ひだか町の北海道市場で行われている「セレクションセール2024」の初日、上場番号49番「スターズアラインドの2023(牡、父キズナ)」が1億円(税抜き)で落札された。セレクションセールで1億円以上の落札馬は、2001年に父サンデーサイレンス、母プレシャスキールの牡馬が1億7000万円(税抜き)で落札されて以来、23年ぶり史上2頭目となった[290]。
- 23日 - 金沢競馬第11競走(楽天ポイントで投票しちゃおう特別、ダート1500m、10頭)で、単勝10番人気のフミタツティンクルが勝利。単勝の払戻金は4万5080円となり、従来の金沢競馬における単勝式の最高記録(2007年10月15日・第3競走、4万円)を更新した[291]。
- 24日 - 岩手県競馬組合は、29日から8月6日までの第5回盛岡競馬で予定していた芝競走を、すべてダートに変更することを発表。理由は「走路状態が悪化しており、今後も降雨が予想され、回復が見込めないため」としている。これにより、30日に施行予定のオパールカップ(M2)は芝1700mからダート1600mに、31日に施行予定の若鮎賞(M3)は芝1600mからダート1600mに、8月4日に施行予定のOROカップ(M1)は芝1700mからダート1600mにそれぞれ変更される[292]。
競走成績
[編集]中央競馬・平地GI
[編集]競走名 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | 所属 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
月日 | 競馬場 | コース・距離 | 馬主 | タイム | |||
第41回フェブラリーステークス[293] | ペプチドナイル | 牡6 | 藤岡佑介 | 武英智 | JRA栗東 | ||
2月18日 | 東京競馬場 | ダート1600m | 沼川一彦 | 1:35.7 | |||
第54回高松宮記念[294] | マッドクール | 牡5 | 坂井瑠星 | 池添学 | JRA栗東 | ||
3月24日 | 中京競馬場 | 芝1200m | (有)サンデーレーシング | 1:08.9 | |||
第68回大阪杯[295] | ベラジオオペラ | 牡4 | 横山和生 | 上村洋行 | JRA栗東 | ||
3月31日 | 阪神競馬場 | 芝2000m | 林田祥来 | 1:58.2 | |||
第84回桜花賞[296] | ステレンボッシュ | 牝3 | ジョアン・モレイラ | 国枝栄 | JRA美浦 | ||
4月7日 | 阪神競馬場 | 芝1600m | 吉田勝己 | 1:32.2 | |||
第84回皐月賞[297] | ジャスティンミラノ | 牡3 | 戸崎圭太 | 友道康夫 | JRA栗東 | ||
4月14日 | 中山競馬場 | 芝2000m | 三木正浩 | 1:57.1 (コースレコード[298]) | |||
第169回天皇賞(春)[299] | テーオーロイヤル | 牡6 | 菱田裕二 | 岡田稲男 | JRA栗東 | ||
4月28日 | 京都競馬場 | 芝3200m | 小笹公也 | 3:04.2 | |||
第29回NHKマイルカップ[300] | ジャンタルマンタル | 牡3 | 川田将雅 | 高野友和 | JRA栗東 | ||
5月5日 | 東京競馬場 | 芝1600m | (有)社台レースホース | 1:32.4 | |||
第19回ヴィクトリアマイル[301] | テンハッピーローズ | 牝6 | 津村明秀 | 高柳大輔 | JRA栗東 | ||
5月12日 | 東京競馬場 | 芝1600m | 天白泰司 | 1:31.8 | |||
第85回優駿牝馬(オークス)[302] | チェルヴィニア | 牝3 | クリストフ・ルメール | 木村哲也 | JRA美浦 | ||
5月19日 | 東京競馬場 | 芝2400m | (有)サンデーレーシング | 2:24.0 | |||
第91回東京優駿(日本ダービー)[303] | ダノンデサイル | 牡3 | 横山典弘 | 安田翔伍 | JRA栗東 | ||
5月26日 | 東京競馬場 | 芝2400m | (株)ダノックス | 2:24.3 | |||
第74回安田記念[304][305] | ロマンチックウォリアー | セン6 | ジェームズ・マクドナルド | チャップシン・シャム | 香港 | ||
6月2日 | 東京競馬場 | 芝1600m | パッファイ・ラウ[306] | 1:32.3 | |||
第65回宝塚記念[307] | ブローザホーン | 牡5 | 菅原明良 | 吉岡辰弥 | JRA栗東 | ||
6月23日 | 京都競馬場 | 芝2200m | 岡田牧雄 | 2:12.0 |
中央競馬・障害(J・GI)
[編集]競走名 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | 所属 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
月日 | 競馬場 | コース・距離 | 馬主 | タイム | |||
第26回中山グランドジャンプ[308] | イロゴトシ | 牡7 | 黒岩悠 | 牧田和弥 | JRA栗東 | ||
4月13日 | 中山競馬場 | 障害芝4250m | 内田玄祥 | 4:47.2 |
地方競馬・ダートグレード競走(GI・JpnI)
[編集]競走名 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | 所属 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
月日 | 競馬場 | 距離 | 馬主 | タイム | |||
第73回川崎記念[309] | ライトウォーリア | 牡7 | 吉原寛人 | 内田勝義 | 川崎 | ||
4月3日 | 川崎競馬場 | 2100m | (有)キャロットファーム | 2:15.5 | |||
第69回羽田盃[310] | アマンテビアンコ | 牡3 | 川田将雅 | 宮田敬介 | JRA美浦 | ||
4月24日 | 大井競馬場 | 1800m | (有)シルクレーシング | 1:53.9 | |||
第36回かしわ記念[311] | シャマル | 牡6 | 川須栄彦 | 松下武士 | JRA栗東 | ||
5月1日 | 船橋競馬場 | 1600m | 金山敏也 | 1:39.0 | |||
第70回東京ダービー[312] | ラムジェット | 牡3 | 三浦皇成 | 佐々木晶三 | JRA栗東 | ||
6月5日 | 大井競馬場 | 2000m | 前田幸治 | 2:06.1 | |||
第28回さきたま杯[313] | レモンポップ | 牡6 | 坂井瑠星 | 田中博康 | JRA美浦 | ||
6月19日 | 浦和競馬場 | 1400m | ゴドルフィン | 1:26.7 | |||
第47回帝王賞[314] | キングズソード | 牡5 | 藤岡佑介 | 寺島良 | JRA栗東 | ||
6月26日 | 大井競馬場 | 2000m | (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン | 2:06.9 |
ばんえい競馬(BG1)
[編集]競走名 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | タイム ばんえい重量 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
月日 | 競馬場 | 距離(馬場水分) | 馬主 | ||||
第46回帯広記念[315] | メジロゴーリキ | 牡10 | 鈴木恵介 | 松井浩文 | 2:10.0 900kg | ||
1月2日 | 帯広競馬場 | 200m(2.6%) | 広瀬豪 | ||||
第17回天馬賞[316] | キングフェスタ | 牡5 | 鈴木恵介 | 小北栄一 | 1:39.0 760kg | ||
1月3日 | 帯広競馬場 | 200m(2.4%) | 廣部武士 | ||||
第34回ヒロインズカップ[317] | ダイヤカツヒメ | 牝5 | 赤塚健仁 | 久田守 | 2:28.7 770kg | ||
1月28日 | 帯広競馬場 | 200m(1.7%) | 稲谷義雄 | ||||
第55回イレネー記念[318] | ライジンサン | 牡3 | 鈴木恵介 | 大河原和雄 | 2:00.4 690kg | ||
3月16日 | 帯広競馬場 | 200m(2.0%) | 佐々木松一 | ||||
第56回ばんえい記念[319] | メジロゴーリキ | 牡10 | 鈴木恵介 | 松井浩文 | 2:55.0 1000kg | ||
3月17日 | 帯広競馬場 | 200m(1.9%) | 広瀬豪 |
騎手招待・交流競走
[編集]- 第38回全日本新人王争覇戦(1月23日、高知競馬場)総合優勝:細川智史(愛知)[320]
- 第21回佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリ(1月30日、川崎競馬場)総合優勝:横山武史(JRA美浦)[321]
- LJSレディスジョッキーズシリーズ2023(2023年11月21日:盛岡競馬場、3月8日:笠松競馬場)総合優勝:木之前葵(愛知)[322]
- 2024地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ(5月30日、園田競馬場)総合優勝:吉村智洋(兵庫)[323]
表彰
[編集]令和6年春の褒章
[編集]令和6年春の叙勲
[編集]4月29日発表[326]。
- 旭日小綬章:橋田満(元日本中央競馬会調教師、元日本調教師会会長)
令和6年春の外国人叙勲
[編集]4月29日発表[327]。
- 旭日中綬章:ウインフリート・エンゲルブレヒト=ブレスゲス(香港ジョッキークラブCEO、国際競馬統括機関連盟会長、アジア競馬連盟会長)※日本競馬の国際的発展および軽種馬生産を通じた日本の畜産振興に寄与
2024年度JRA顕彰馬
[編集]6月4日発表[328]。
新規免許取得者
[編集]騎手・調教師のみ記載。ただし地方競馬及び日本国外からJRAへ移籍した者、JRAから地方競馬へ移籍した者、引退・失効・免許返上後に再取得した者は除く。
地方競馬は年度単位(4月 - 翌年3月)となっているが、免許日を基準に記載する。
記載は氏名(所属地、免許日)の順。
騎手
[編集]- 石神深道(JRA美浦、3月1日)[172][329]
- 大江原比呂(JRA美浦、3月1日)[172][330]
- 坂口智康(JRA美浦、3月1日)※障害のみ免許[172][331]
- 長浜鴻緒(JRA美浦、3月1日)[172][332][注 2]
- 柴田裕一郎(JRA栗東、3月1日)[172][333]
- 高杉吏麒(JRA栗東、3月1日)[172][334]
- 橋木太希(JRA栗東、3月1日)[172][335]
- 吉村誠之助(JRA栗東、3月1日)[172][336]
- 藤田凌駕(北海道、4月1日)[196]
- 坂井瑛音(岩手、4月1日)[196]
- 千野稜真(浦和、4月1日)[196]
- 山本大翔(船橋、4月1日)[196]
- 高橋優(大井、4月1日)[196]
- 加藤雄真(川崎、4月1日)[196]
- 佐野遥久(川崎、4月1日)[196]
- 明星晴大(笠松、4月1日)[196]
- 望月洵輝(愛知、4月1日)[196]
- 塩津璃菜(兵庫、4月1日)[196]
- 新庄海誠(兵庫、4月1日)[196]
- 髙橋愛叶(兵庫、4月1日)[196]
- 土方颯太(兵庫、4月1日)[196]
- 城野慈尚(高知、4月1日)[196]
調教師
[編集]- 浅利英明(JRA美浦、1月1日)[337][338]
- 田中勝春(JRA美浦、1月1日)[337][339]
- 柄崎将寿(JRA美浦、1月1日)[337][340]
- 佐藤悠太(JRA栗東、1月1日)[337][341]
- 高橋一哉(JRA栗東、1月1日)[337][342]
- 東田明士(JRA栗東、1月1日)[337][343]
- 前川恭子(JRA栗東、1月1日)[337][344][345]
- 宮地貴稔(JRA栗東、1月1日)[337][346]
- 秋山真一郎(JRA栗東、3月1日)[337][347][注 3]
- 穂刈隆志(大井、4月1日)[196]
- 秋山直之(川崎、4月1日)[196]
- 茂木浩幸(川崎、4月1日)[196]
通算勝利数の記録
[編集]地方競馬[注 4]は「地方通算」のものと「中央・地方通算」(主にホッカイドウ競馬で使用)があるが、それぞれ出典に拠った。
同一人物が複数の記録を達成した場合は原則として最後に記録したものを記載するが、地方競馬から中央競馬へ移籍した騎手、また中央所属で平地競走と障害競走でそれぞれ記載可能な記録、さらに地方競馬及び日本国外所属で中央競馬もしくは地方競馬初勝利等が発生した場合はこの限りでない。
記載は、氏名(達成地、達成日)の順。
騎手
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調教師
[編集]
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競走馬の登録抹消
[編集]以下は本年に登録を抹消された競走馬の一覧である。
JRA
[編集]1月
[編集]- グルーヴィット[539]
- ホウオウエミーズ[540]
- タイトルホルダー[541]
- パンサラッサ[542]
- アンドヴァラナウト[543]
- ヴァレーデラルナ[544]
- ビッグリボン[545]
- イツカハシャチョウ[546]
2月
[編集]- マリアエレーナ[547]
- バーデンヴァイラー[548]
- ミスニューヨーク[549]
- サンライズホープ[550]
- パワフルヒロコ[551]
- シンシティ[552]
- ゴライコウ[553]
- コマンドライン[554]
- プリティーチャンス[555]
- アリーヴォ[556]
- セキフウ[557]
- アヴェラーレ[558]
- レッドルゼル[559]
- アフリカンゴールド[560]
3月
[編集]- イルーシヴパンサー[561]
- ジャスティンカフェ[562]
- アナザーリリック[563]
- ルージュスティリア[564]
- ボンボヤージ[565]
- ララクリスティーヌ[566]
- テリオスベル[567]
- レッドジェネシス[568]
- レディバグ[569]
- ゴールデンハインド[570]
- ダイメイフジ[571]
- タイセイアベニール[572]
- メイケイエール[573]
- ユーキャンスマイル[574]
- ディヴィーナ[575]
- ロータスランド[576]
- フライングバレル[577]
4月
[編集]5月
[編集]6月
[編集]7月
[編集]地方競馬
[編集]2月
[編集]3月
[編集]- メジロゴーリキ[596]
4月
[編集]6月
[編集]7月
[編集]死亡
[編集]競走馬・繁殖馬・功労馬
[編集]- 1月6日 - ハナズゴール[601]
- 1月12日
- 1月20日 - ロジック[604]
- 1月25日
- 2月7日 - カルストンライトオ[608]
- 2月13日 - ビートブラック[609]
- 2月14日 - ドリームパスポート[610]
- 2月21日 - アイスバーグ[611]
- 2月27日 - マイネルコンバット[612]
- 3月1日 - エスケンデレヤ[613]
- 3月4日
- 3月9日 - ゴールドティアラ[616]
- 3月15日 - サクラプレジデント[617]
- 3月29日 - リーチザクラウン[618]
- 3月30日 - フクノドリーム[619]
- 4月6日 - フラワーパーク[620]
- 4月18日 - ゴールスキー[621]
- 4月27日 - シルクフェイマス[622]
- 5月1日 - タガノゲルニカ[623]
- 5月7日 - ノーリーズン[624]
- 5月11日 - ヨシオ[625]
- 5月18日 - トラストファイヤー[626]
- 5月24日 - コウエイトライ[627]
- 6月16日 - マテラスカイ[628]
- 6月24日 - テイルオブザキャット[629]
- 6月25日 - ロジャーバローズ[630]
- 7月5日 - セイントメモリー[631][632]
人物
[編集]- 1月9日 - 坂井千明(競馬評論家、元日本中央競馬会騎手)[633]
- 1月15日 - 小原伊佐美(元日本中央競馬会調教師。主な管理馬にタマモクロスなど)[634]
- 2月29日 - 小枝佳代(元競馬実況アナウンサー。主にホッカイドウ競馬やばんえい競馬を担当)[635][636]
- 3月24日 - 塚本雄大(高知県競馬組合騎手)[637]→#できごと(3月24日)も参照
- 3月30日 - 矢作和人(元特別区競馬組合調教師。JRA調教師矢作芳人の実父)[638]
- 4月1日 - 広瀬豪(馬主、広瀬高周波工業代表取締役会長。ばんえい競馬を中心に「コウシュハ」の冠名で多数の競走馬を所有)[639][640]
- 4月5日 - 久保田信之(特別区競馬組合調教師)[641]
- 4月10日 - 藤岡康太(日本中央競馬会騎手)[642]→#できごと(4月6日)も参照
- 4月27日 - 池田孝(神奈川県川崎競馬組合調教師)[643]
- 5月8日 - 棚網基己(「オリエンタル」冠名の馬主、幻冬舎元会長、新潟馬主協会相談役)[644]
- 5月13日 - 田中哲実(トウケイニセイなどを生産した競走馬生産者、ライター、カメラマン)[645]
- 5月27日 - 岡冨俊一(元日本中央競馬会騎手)[646]
- 6月1日 - 小林徹弥(元日本中央競馬会騎手)[647]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 金沢競馬場での場外発売・払戻の中止について - 金沢競馬、2024年1月2日配信・閲覧
- ^ J-PLACE金沢におけるJRA場外発売・払戻の休止 - 日本中央競馬会、2024年1月5日配信・閲覧
- ^ 払戻業務の再開について(1月15日(月)~) - 金沢競馬、2024年1月11日配信・閲覧
- ^ J-PLACE金沢における払戻の再開 - 日本中央競馬会、2024年1月12日配信・閲覧
- ^ 場外発売の再開について(2月3日(土)~) - 金沢競馬、2024年1月29日配信・閲覧
- ^ J-PLACE金沢におけるJRA場外発売の再開 - 日本中央競馬会、2024年1月29日配信・閲覧
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