SEの本質
●誰でもできる仕事をしていませんか?
思い描いていた将来
・ITが好きで、いつかGoogleやFacebookのような、世界を変えるサービスを作りたい!
・ITの力で、世の中をもっと便利にしたい。
・自分のアイデアを形にして、人の役に立つサービスを作りたい。
現実は?
そんな想いをもってエンジニアを志し、IT業界に入ったものの、実際にやる仕事はというと…
・ひたすらテストを繰り返し、画面のキャプチャを撮る。
・設計とは程遠いドキュメントばかり作っている。
・下請け企業の人間の管理業務ばかりしている。
・プロジェクトの進行管理ばかりしている。
などなど、美しいコードを書いたり、新しい技術を取り入れサービスを改善していくような、IT本来のクリエイティブな姿とは縁遠い「誰でも出来る作業」ばかりしている。
そんな悩みをお持ちのSEの方、多いのではないでしょうか?
SEの本質は、多くの人の生活を便利にしたり、世の中に大きなインパクトを与えたり、技術力で貢献するのが本来の役割なはずなのに…
それなのに、目先の利益しか考えていない一部の人間のせいで、優秀なSEたちが本来の実力を発揮することもなく、多重下請け構造の劣悪な環境で使い潰されていく。
SEの需要
優秀なエンジニアが、自由に、好きなだけその才能を発揮出来るようになってほしい!
今、IT業界ではどこの会社もエンジニアが足りていません。そして、その状況は今後しばらく続くでしょう。
しかし、ITの爆発的な普及と、それに伴うエンジニアへの需要の増大の恩恵は、すべてのエンジニアに平等にもたらされることはありません。
需要が増え、引く手あまたとなるのは、スキルのある上位何パーセントかの限られたエンジニアだけです。
SEの本質は
ひたすらテストや下請けの管理等と誰でも出来る仕事などの作業ばかりしているようなSEは、いずれシステム化され干されてしまうでしょう!!
問題は、技術力がありクリエイティブなSEになるかということなのです。
SEの将来性は、日々の仕事を通じて、いかに将来性のあるスキル・経験を身につけられるかということこそが重要となるのです。
プレイヤー・マネージャーのいずれの立場であっても、ITを使って価値のあるモノを生み出すことができる人材のみが生き残るのです。
あなたが若手のSEなら、上司や先輩たちから
「まずは出来る事を積み重ね、仕事の意味を理解するまでは3年は言われた事やっていろ」
なんて言われた事ありませんか?
でも、SEの主な仕事である、各種ドキュメント作成や下請けの管理などの仕事は、いくらやってもあなたのエンジニアとしての価値にはほとんど結びつきません。
アプリやサービスの企画を作り、実際に試作品を自分で実装したり、客の業務改善のレベルからコンサルティングを行い、システムに落とし込んだような経験が無いと、本当に意味での価値にはなりません。
以上を常に意識し、日々の仕事に打ち込むこと!!
まあ、偉そうなこと書いてますが、私も若いうちはできていないことばかりです。
今、若い世代に頑張って欲しいというエールだと思って受け止めてください。